涙が出るぐらい切ないお墓参りの漫画「石畳とひまわり」

お墓参り

ネットでお墓に関する情報を集めていたら、不思議で悲しいお墓の漫画を見つけました。

にいち(@niichi021)さんがTwitterで公開した「石畳とひまわり」という4ページの漫画です。

2017年7月10日の時点で、リツイート59100、いいねが88069もついています。

 

「お墓」と書くとネタバレにもなってしまうのですが、物語に出てくるお墓を注視してもらうと、不思議さに気が付くと思います。

夏の終わりの日の男の子と女の子の会話から始まるのですが、読んでみるとあっ!と気づく、仕掛けが隠されています。

 

切なくて涙が出てくるような物語なのですが、まずはご覧ください。

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目次

「石畳とひまわり」

お墓参り

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おわかりになりましたか?

一度読んだだけでは、違和感が残っても意味が分からないかもしれません。

2度3度と読んでいくうちに段々わかってきます。

 

久々に2人が合ったところから会話が始まりますが、女の子が何かに座っています。

楽しい会話をしているようで何かおかしい・・・

男の子は、その女の子が座っているものに向かって会話をしています。

 

そして女の子の

『・・・せめて お話しできたらええのにね」

の言葉。

 

お話し・・・していなかったんですね。

男の子が、お墓に語りかけていて、女の子は、それに合わせているだけでした。

 

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切ないお墓参りの物語へのTwitterの反応

女の子は、すでに亡くなっていて、男の子はお墓参りに来ていました。

男の子は、お墓に向かって近況報告や昔話をしていただけであって、女の子の話しは、男の子に届いていないんですね・・・。

 

作者のにいちさんは、この作品をお盆くらいに公開しようと考えていたそうです。

「あーっ、やっと来た!」

「遅いよー! 今年は、もう帰省せえんのか思っとったわ!」

 

この辺りの言葉が、ぐっと胸に刺さります。

お盆からずれたことで、なんとも言えない切なさをさらに深めていますよね。


この切ないお墓参りの漫画「石畳とひまわり」についてのTwitterの反応です。


自分の境遇と重ねて見られている方も多いようですね。

 

亡くなった方を想い、お墓参りをしたとしても話ができるわけではありません。

我々、生きている側の人間は、お墓に行って近況を報告して、昔話をするぐらいです。

 

お墓は、この世とあの世の境界線です。

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我々がお墓に語っていることを、故人が聴いていて、漫画の女の子のように寂しい思いをしているとしたら切ないですね。

 

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まとめ

「石畳とひまわり」というお墓参りの漫画を紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?

この漫画を読んであらためて思うのは、お墓の意味です。

 

自分にとって大切な人が亡くなると、胸にポッカリと穴が開いたような気持ちになります。

お墓はその隙間を埋めてくれる存在でもあるんですね。

 

それと、同時に、故人はお墓でお墓参りに来てくれることを待ってるんだなぁと。

あんまりお墓参りに行かないで寂しい思いをさせてしまうのも悲しいですよね。

 

そんなことを考えさせられたしまったお墓参りの漫画でした。

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この記事を書いた人

中野良一のアバター 中野良一 羽黒石材工業㈱営業部長

1級お墓ディレクター・1級土木施工管理技士
見に見えない存在であるご先祖を「見える化」した【いのちの積み木】→http://senzo.inotinotsumiki.com 雪のように白くてキレイな【淡雪五輪塔】のプロデュース。

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