私は「いのちの積み木ワークショップ」を通じてファシリテーターをやらせていただいています。
そんな私が今更「ファシリテーションって何?」と問うのもおかしな話なのですが、実はさぐりさぐりやっている状態です。
そんな中で、印象に残ったのが、井上広法先生の「いのちの積み木ワークショップ」
いのちの積み木とは、ご先祖さまを”見える化”したおもちゃです。
広法先生のワークショップは、流れている空気が違い、涙を流される方が続出しました。『なんだこれは!』と、かなり衝撃を受けたのを覚えています。
自分で同じようにやろうとしても難しい。単純にスキルが違うのもありますが、そもそも目指している目的が違うんだということが分かり始めました。
教えるのでなく、気づかせる。そのために必要なのがファシリテーション能力なんですね。
まだファシリテーションの意味がおぼろげながら分かりかけてきたところで、実践できていない若輩者ですが、自分なりの気づきを書かせてもらいます。
このスキルって、子育てとか仕事でも活かせる能力でもあります。
目次
ファシリテーション・ファシリテーターとは?
ファシリテーションについてお話をする前に、ファシリテーション及びファシリテーターの意味を引用させてもらいます。
Facilitation(ファシリテーション)
ファシリテーションとは、参加者の主体性を促し、多様な人材から、それぞれの経験や専門分野を尊重しながら、各人の多様な意見やアイデア、動機などを最大限に引き出し、話し合いにおける相互作用のプロセスをより有効・有益にするための、働きかけを意味する。その結果、問題の解決、新たな創造、気づきや学び、相互理解や情報共有などを促進する。参照元:weblio
Facilitator(ファシリテーター)
「促進する」「助長する」といった意味のfacilitateの派生語。狭義には会議などを円滑に運営、管理する進行役を指しますが、企業ではプロジェクトチームや組織全体をまとめ、最大の成果を引き出す新しいリーダー像として注目されています。
参照元:weblio
ファシリテーションは、内面にあるものを引き出す
相手が理解できているのかどうかって、セミナーをしていると不安になります。
場慣れしていないのもありますが、ついつい大丈夫かなぁ?って言葉を付け足して説明をしてしまう。
相手が理解できるように教えたくなるんですね。
同じような感覚をお持ちの方は多いと思います。
セミナーの内容によっては、それで全然いいと思いますが、こと自分の内面にあるものを引き出すようなアプローチの場合には、相手の気づきの機会を奪ってしまいます。
「いのちの積み木ワークショップ」で引き出したいご先祖さまへの想いは、皆さんのココロにあります。
場づくりだったり雰囲気づくりだったり難しいですが、コミットするとココロの奥底に響きます。
あまりココロの中にご先祖様がいない人もいます。
でも、ふとした時にあの時のワークショップが思い出されるかもしれません。
私もワークショップやセミナーではないですが、先日、お墓やご先祖様の話をしていて、相手が話をされている最中に涙ぐまれました。
ああ、こういうことなんだなぁと思いました。
それは私が泣かせたわけではなく、本人の想いが溢れだしたからなんです。
ホワイトボードを倒して、マインドマップを描くセミナー
セミナーを勉強しようとして、機会があれば業界内外係わらず色々と見せていただいていますが、日光霧降高原で”キリフリ自然学校”の代表をされている金井聡さんのセミナーも衝撃的でした。
『1流を知る』という様々な業界の1流の方の話を聴く企画です。
25人ぐらい参加者がいたのですが、セミナーが始まっても講師がいません。
円状に椅子を並べて皆で見合っている状況で、この中に金井さんがいらっしゃるようです。
「???」となっているところで斜め右前方の男性が名乗りを上げられました。
金井さんのセミナーは終始変わっていて、ホワイトボードを倒して座り込んでマインドマップを描き始めたりします。
昨年のことなので、ちょっと内容は忘れましたが「今日のセミナーで何をやるか」だったかな?
参加者と会話をしながら、マインドマップを描いていきます。
そんな感じで常時予想ができない内容で、驚いたのを覚えています。
金井さんは、VUCA時代の変化にも柔軟に対応できる人を育てることを意識されています。
VUCA(ブーカ)とは4つの単語
- Volatility(変動)
- Uncertainty(不確実)
- Complexity(複雑)
- Ambiguity(曖昧)
から頭文字をとって作られた単語であり、現代のカオス化した環境を指す言葉です。
現代はVUCAで溢れていますが、これからは更に予測不能な時代になっていきます。子供たちの時代はどうなるのでしょう?
VUCA時代も逞しく生き抜ける力を身に付けてもらうのにもファシリテーションがキーワードになります。
ファシリテーションの力
金井さんのセミナーを受けた時は「何だこれは?」という感じでしたが、「何だこれは?」が言語化できない魅力でもあり、子供を”キリフリ自然学校”で遊ばせるのは絶対にプラスになるという確信だけはあって、通い始めました。
息子も私自身も学びがあるという意味です。
私もボランティアとして一緒に参加して、他の子どもたちとも遊んでいます。
かれこれ半年以上、毎月息子を連れて日光にあるキリフリ自然学校に行っています。
自然学校では、けっこうVUCAな感じで子供たちが遊びます。
金井さんはほとんど叱らないし教えません。子どもたちが想像力を発揮できるようにファシリテイトします。
最初は驚きました。カオスな状況で子供たちが好きに遊びます。ほんとケンカとかすぐに始まります。
でもその中で距離感やさじ加減を学んでいきます。
またある時は共通の目的で盛り上がり、場の空気が最高潮に達する時があります。その時のパワーが凄い。
息子が聞いたことのないような金切り声を上げて喜ぶのは見ていて嬉しい。完全にフローな状態です。
フロー (英: Flow) とは、人間がそのときしていることに、完全に浸り、精力的に集中している感覚に特徴づけられ、完全にのめり込んでいて、その過程が活発さにおいて成功しているような活動における、精神的な状態をいう。
ゾーン、ピークエクスペリエンス、無我の境地、忘我状態とも呼ばれる。心理学者のミハイ・チクセントミハイによって提唱され、その概念は、あらゆる分野に渡って広く論及されている。
参照元:Wikipedia
この状態にもっいくことができるのがファシリテーションの力なんですね。
金井さんがおっしゃっているファシリテーションの定義
- 教えるより気づく
- 導くより唆す(そそのかす)
- 計画より場づくり
私はただただ子どもたちと遊んでしまいがちですが、金井さんの様子を見ていて、ぼんやりとファシリテーションの意味がわかり始めました。
意味がわかったからと言って実践できることとは違いますが、意識をしていこうと思います。
そんな金井さんが11月3日にセミナーをやります。
今の私が一番求めている能力なので超絶行きたいのですが、残念ながらいばらきストーンフェスティバルというイベントがあって行けません(T_T)
ちなみに金井さんと広法先生とは一緒のコミュニティで活動をされています。
また、広法先生のお寺、光琳寺で行われる毎月1日の朝活ラヂヲ体操&朝参りや定期的に行われるイベントには、金井さんも参加されています。
光琳寺には、金井さんのように日光から来ている方もいますし、宇都宮だけでなくて県外からも業種を超えた方々が集まります。
まとめ
自分なりに今考えている『ファシリテーション』について書いてみました。
まだまだ未熟な状態で書いているので、読む人によってはツッコミどころ満載かもしれませんが、ご了承ください。
この記事を読んで興味を持った人でお近くの方は、金井さんの『学び方を学ぶ~ファシリテーションのチカラ~』に参加してみるのをオススメします。
また、私が現在進行形で実施しているクラウドファンディングでも井上広法先生にファシリテーションについて講義をしていただけます。
ご先祖さまを【見える化】した「いのちの積み木」で一緒に活動する仲間を募集したい
改良版いのちの積み木ワークショップの体験+ファシリテーション講座+ワークショップ実演指導
という豪華な内容になっていて、こんなに贅沢にノウハウを学べる機会もないと思います。
私自身がまだまだファシリテーション能力が未熟ですし、これから学んでいかなければなりません。
クラウドファンディングでは、まだまだいのちの積み木ファシリテーターを募集しています。
興味のある方は、一緒に学んでファシリテーション能力を高めていきましょう!
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