氏神様は、それぞれの地域に祀られている神様で。
その地域に住んでいる人は、誰もが氏神様に守っていただく氏子です。
毎日の暮らしを見守ってくれる氏神様は、氏子にとってまさに親のような存在といえます。
初詣に近所の神社へ行くのはそのためで、氏神様に日ごろの感謝を伝え、新しい年が良い年になるように祈ります。
また、氏神様を祀る神社の氏子の集団があり、祭りや信仰として、代々伝承されていくものです。
今回紹介させていただくのは、神社ではなく、各家に一軒だけ祀る氏神様。
その家の守護神として祀った「屋敷氏神」です。
昨今では、安価な中国産の氏神様が多く出回っていますが、日本の神様を祀るところなので国産のものも根強い人気があります。
そんな国産の氏神様がつくられていく様子を紹介していきます。
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目次
茨城県産稲田石での氏神様の作成の様子
それでは、氏神様がつくられていく様子を紹介させていただきます。
使用している石種は茨城県産稲田石。
白は神聖な色とされていますが、白さが基調の稲田石は、まさに氏神様にピッタリの石です。
氏神様の笠の部分、少しづつ形つくっていきます。
氏神様の笠の頭には竜が乗っています。
本格的な威圧感のある竜ではなくて、めでたい感じの福を呼び込むようなイメージの竜になっています。
この竜の彫刻は、施主様のイメージを石工職人が形にしたもので、一度粘土で模型をつくってから、彫りこみます。
下の写真は、氏神様のお札を収める部分です。
石の扉の上下にピンを差し込んで、開閉できるようになっています。
精度良く作らないと、ガタつきが出てスムーズな開閉ができません。
この部分は、氏神様を加工した工場にて、ボンドとピンを差し込んで組み立てておき、現場で直ぐに施工できるようにしておきます。
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完成した国産の氏神様を見てみよう!
それでは、国産の稲田石製の氏神様が完成した様子を見てみましょう!
茨城県産稲田石の白さが氏神様の神聖さを醸し出しています。
茨城県には関東三大稲荷の一つ笠間稲荷神社があります。
関東三大稲荷(かんとうさんだいいなり)
- 笠間稲荷神社
- 装束稲荷神社
- 白笹稲荷神社
笠間稲荷神社には地元産の稲田石が豊富に利用されています。
稲荷と稲田、同じ稲という字を用いていて縁起の良い感じがしますよね。
そんなこともあり特に稲荷様を祀られている家では、稲田石製の氏神様をおススメしています。
さらにこの氏神様の場合に縁起が良いのは、頭に竜がのっていることですね。
ちょっと可愛らしい、家に福を呼び込みそうな竜。
氏神様の屋根にしっかりとのっています。
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まとめ
氏神様について説明してきましたがいかがでしたでしょうか?
氏神様は日本でつくられていましたが、昨今は安価な中国産のものが多く出回っています。
ただ、日本の神様を祀るところでもあり、国産の氏神様にも根強い人気があります。
特に茨城県産の稲田石は神聖な白さも相まって、神様の宿るところにはおススメできます。
国産の石造りの氏神様を検討してみたい方はぜひ一度、ご相談ください。
氏神様は石製でなくて、木製のものもあります。
確かに、ヒノキで作られた氏神様も素晴らしいですよね。
木の問題点としていずれ腐ります。
屋外で使用すると寿命は30年ほどと言われています。
ただ、定期的に買い替え需要が発生するので、信仰心が篤くなるという考え方もあります。
石という素材のメリットは、第一に腐りません。
そして、石には魂が宿るとされています。
古今東西で、石という素材がお墓や記念碑などに利用されてきているのはそういう理由もあります。
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