【伝統×伝統】老子製作所の銅像と石材彫刻とのコラボレーションが熱い!

銅像 老子製作所

『伝統×伝統』

広島の平和の鐘を手がけた、高岡銅器の老舗メーカー老子製作所

茨城県の誇る銘石、稲田石を採掘し、国産石材製品を作る老舗メーカー羽黒石材工業

この2つの伝統ある老舗メーカーが1つの作品をつくると、素晴らしい味わいのある作品が生まれます。

なかの
こんにちは、なかのFacebook Twitter)です。

私が務めている羽黒石材工業は、施主さんのお引き合わせで、度々コラボレーションの作品を作らせていただいています。

石と銅、異素材同士の組み合わせですが、年月を経ると共に馴染み調和していく様子は、わびさびの世界を感じます。

 

老子製作所さんを見学してきた時の様子です。

あわせて読みたい
【老子(おいご)製作所】国内シェアの約70%を占める梵鐘の大手メーカーを見学してきたよ【広島平和の鐘】 「広島の平和の鐘」 毎年8月6日、広島平和記念式典において原爆投下の午前8時15分黙祷とともに全世界に平和の祈りを鳴らす鐘です。 この鐘をつくったのが、富山県高岡市...

 

目で見て造形を楽しむ作品でありながら、ココロの目で深いところで共鳴することのできる作品。

伝統と伝統が組み合わさった作品の妙味を味わいください。

 

スポンサーリンク

 

目次

老子製作所の銅像と羽黒石材工業の石材作品との組み合わせ

富山県高岡市にある高岡銅器の老舗メーカー老子製作所と、茨城県桜川市にある稲田石採掘元である羽黒石材工業とでは、互いの技術力を活かし、素晴らしいコラボレーション作品を残しています。

 

鎮魂の石積みの上に鎮座した大仏様

大仏 老子製作所

東日本大震災で崩れた稲田石の石積みを直して、老子製作所製の大仏を載せました。

存在感たっぷり。

大仏 老子製作所

高台にあるお寺ということもあり、東日本大震災では、石積みがこのような形で崩れてしまいました。

もともとは、鐘撞堂の台だったものです。

大仏 老子製作所

復旧をした石積みに、老子製作所さんで大仏を据え付けていきます。

大仏 老子製作所

東日本大震災での被災者の鎮魂の意味を込めた大仏が座りました。

 

伝教大師最澄の銅像と羽黒糠目石の台座

天台宗の開祖である伝教大師最澄の坐像。

下の台座は、茨城県産羽黒糠目石でつくりました。

石彫刻も素晴らしい出来栄えです。

繊細な作品です。

 

カエルが龍に食べられる!!

カエルのいる水鉢 老子製作所

ブラジル産の糠目石でつくった水鉢。

上には、ちょこんと可愛らしいカエルが乗っています。

蛇に睨まれたカエルならぬ、龍に睨まれたカエル状態。

このカエルが生き残る道はあるのでしょうか?

 

お地蔵様と技術の粋を尽くした石材作品の数々

老子製作所製のお地蔵様と羽黒石材工業製の台座や香炉一式。

こちらは、お地蔵さんが主役だけど、石作品が主張しまくっている作品になります。

立体感のある蓮の花が彫られています。

夕方に撮影したのでちょっと暗いですが、石材作品の様子はこんな感じです。

とにかく手が込んでいて、細かい加工が凄い。

 

凄みのある天燈鬼像と本小松石の波模様の台座

天燈鬼像、恐ろしい形相をしています。

正に睨みをきかせる鬼の形相ですね。

足元の台座は、本小松石で見事に波が表現されています。

荒々しい天燈鬼の台座は、荒々しい波。

どちらも鬼気迫る出来栄えだと思うのです。

 

スポンサーリンク

 

まとめ

富山県高岡市の老子製作所と茨城県桜川市の羽黒石材工業。

関東と北陸の2つの異素材メーカーのコラボ作品を見ていただきました。

1つ言えることは、伝統的な作品を手がけるメーカーとして、お互いにリスペクトしながら1つの作品を作り上げているということです。

お互いにどんな作品になるのか、ワクワクしながら取り組んでいます。

 

そして、1つになり作品が仕上がった時には喜びもひとしおです。

銅と石の魅力を見事に引き出した作品が出来上がります。

Follow me!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

中野良一のアバター 中野良一 羽黒石材工業㈱営業部長

1級お墓ディレクター・1級土木施工管理技士
見に見えない存在であるご先祖を「見える化」した【いのちの積み木】→http://senzo.inotinotsumiki.com 雪のように白くてキレイな【淡雪五輪塔】のプロデュース。

コメント

コメント一覧 (1件)

コメントする

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

目次