『伝統×伝統』
広島の平和の鐘を手がけた、高岡銅器の老舗メーカー老子製作所。
茨城県の誇る銘石、稲田石を採掘し、国産石材製品を作る老舗メーカー羽黒石材工業。
この2つの伝統ある老舗メーカーが1つの作品をつくると、素晴らしい味わいのある作品が生まれます。
老子製作所さんを見学してきた時の様子です。
目で見て造形を楽しむ作品でありながら、ココロの目で深いところで共鳴することのできる作品。
伝統と伝統が組み合わさった作品の妙味を味わいください。
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目次
老子製作所の銅像と羽黒石材工業の石材作品との組み合わせ
富山県高岡市にある高岡銅器の老舗メーカー老子製作所と、茨城県桜川市にある稲田石採掘元である羽黒石材工業とでは、互いの技術力を活かし、素晴らしいコラボレーション作品を残しています。
鎮魂の石積みの上に鎮座した大仏様
東日本大震災で崩れた稲田石の石積みを直して、老子製作所製の大仏を載せました。
存在感たっぷり。
高台にあるお寺ということもあり、東日本大震災では、石積みがこのような形で崩れてしまいました。
もともとは、鐘撞堂の台だったものです。
復旧をした石積みに、老子製作所さんで大仏を据え付けていきます。
東日本大震災での被災者の鎮魂の意味を込めた大仏が座りました。
伝教大師最澄の銅像と羽黒糠目石の台座
天台宗の開祖である伝教大師最澄の坐像。
下の台座は、茨城県産羽黒糠目石でつくりました。
石彫刻も素晴らしい出来栄えです。
繊細な作品です。
カエルが龍に食べられる!!
ブラジル産の糠目石でつくった水鉢。
上には、ちょこんと可愛らしいカエルが乗っています。
蛇に睨まれたカエルならぬ、龍に睨まれたカエル状態。
このカエルが生き残る道はあるのでしょうか?
お地蔵様と技術の粋を尽くした石材作品の数々
老子製作所製のお地蔵様と羽黒石材工業製の台座や香炉一式。
こちらは、お地蔵さんが主役だけど、石作品が主張しまくっている作品になります。
立体感のある蓮の花が彫られています。
夕方に撮影したのでちょっと暗いですが、石材作品の様子はこんな感じです。
とにかく手が込んでいて、細かい加工が凄い。
凄みのある天燈鬼像と本小松石の波模様の台座
天燈鬼像、恐ろしい形相をしています。
正に睨みをきかせる鬼の形相ですね。
足元の台座は、本小松石で見事に波が表現されています。
荒々しい天燈鬼の台座は、荒々しい波。
どちらも鬼気迫る出来栄えだと思うのです。
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まとめ
富山県高岡市の老子製作所と茨城県桜川市の羽黒石材工業。
関東と北陸の2つの異素材メーカーのコラボ作品を見ていただきました。
1つ言えることは、伝統的な作品を手がけるメーカーとして、お互いにリスペクトしながら1つの作品を作り上げているということです。
お互いにどんな作品になるのか、ワクワクしながら取り組んでいます。
そして、1つになり作品が仕上がった時には喜びもひとしおです。
銅と石の魅力を見事に引き出した作品が出来上がります。
コメント
コメント一覧 (1件)
[…] 【伝統×伝統】老子製作所の銅像と石材彫刻とのコラボレーションが熱い! 投稿日 2018年6月12日 10:27:35 (未分類) […]