令和元年を迎えるに当たりまして、稲田石での鳥居や氏神様などの注文が続いています。
白くてキレイな稲田石は、神聖な石とされ、特に皇室に関係する場所、墓所・明治神宮・東京駅から皇居に通じる石畳に利用されているんですよ。
小売店経由なのですが、私が全て段取りした感じです。ふう。
最近だと武蔵一宮氷川神社に奉納された狛犬を制作している鈴木さん、若い頃には愛知県にある石の産地である岡崎で技術を学び、これまでに多くの作品を手掛けています。
そんな鈴木さんが手がけた可愛い稲田石製のお狐様をご紹介します。
[ad#co-1]
目次
稲荷神社にお狐様がいる意味
お狐様=お稲荷様ではありません
稲荷神社に行くと必ずお狐様がお迎えしてくれますが、たまにお稲荷様と誤解されている方がいらっしゃいます。正しくは、お狐様はお稲荷様の使いであって、狛犬と同じ眷属(けんぞく)という神の使いになります。
神の使いは、他にも鶏だったり猿だったり、神社により他の動物の場合があります。以前行った埼玉県秩父市にある三峰神社では狼が眷属でした。
ちなみにお稲荷様は宇迦之御魂大神(うかのみたまのおおかみ)になります。皆さん知っている方も多いと思いますが、もともとは穀物・農業の神様でしたが、現在は商工業を含め産業全体の神として信仰されています。
いつもは凛々しいお狐様
よく稲荷神社にあるお狐様はちょっと怖くて、凛々しい佇まいで参拝者を迎えます。狛犬も迫力がありますよね。神様の使いとして神社に参拝される方を迎えるのに相応しい風格を備えています。
ところが今回作成させていただいたお狐様は、かわいい丸みを帯びた外見のゆるキャラ的なお狐様になります。
子どもたちに親しんでもらうお狐様を
今回、茨城県三軒地稲荷神社に収めさせていただいたお狐様は、子どもたちに親しんでもらって頭を撫でてもらえることを目的としてつくられています。
今風に言うと、インスタ映えするスポットでもいいましょうか。稲荷神社の新しい名物として天皇陛下の御代替わりに合わせてつくられています。
お稲荷様の神の使いであるお狐様は、白いお姿をされていますが、茨城県産稲田石はちょうどピッタリ合います。
そして、こちらのお狐様を撫でるとご利益が叶うんですよ。取手市にある三軒地稲荷神社にご参拝の際には、ぜひ頭を撫でてあげてください。
まとめ
かわいいお狐様ができあがって、三軒地稲荷神社のお施主様も喜んでいらっしゃいました。ここだけの話、作成する側としてはけっこう神経を使います。
お施主様のイメージと合うように、何度も写真を送って調整したり、作家の鈴木さんのところにお邪魔して打ち合わせをしたり、図面を何度も描き直したり。
そんなこんなで出来上がったお狐様が、茨城県取手市にある三軒地稲荷神社にちょこんといらっしゃいますので、ぜひ、お近くにお寄りの際には頭を撫でてあげてくださいませ。
- 名称:三軒地稲荷神社
- 場所:茨城県取手市宮和田100
- 電話番号:0297-82-3209
- アクセス:JR常磐線藤代駅下車15分
1級お墓ディレクターの「なかの」はこんな人ですよ。
自己紹介・プロフィール
こんな会社に勤めていますよ。
羽黒石材工業株式会社
お墓についてご相談したい方はこちらにどうぞ。
お問い合わせ
いろいろとご相談したい方、@LINEもやってます。
[ad#line]
コメント
コメント一覧 (1件)
[…] 山道右手に見えるラブリーな狐像は2019年に建立されたようです。製造した石屋さんがブログに書いていました。 […]