えっ!ホント?お墓の選び方で悩んでいる方におススメしたい国産墓石

最近、打ち合わせをしたお客様との話です。

そのお客さんは、ブログに共感してくれて国産墓石が欲しいということでいらっしゃいました。

国産墓石がいいと思って来てはみたものの、値段は高いし、石は見た目でわからない本当にいいものなの?ということでした。

 

いい悪いで言えば、日本で産出される石は日本の気候に合っていて墓石材に向くものが多いです。

この点では、中国の一般的な白御影石と比較してもいい質の石が多い。

 

でもインドの黒御影石などはもっと硬くて風化に強かったりするし、一概に日本の石がいいというわけではありません。

だけれども、単純な石そのものの品質を置いといても国産墓石には素晴らしい価値があるのです。

お墓の選び方で悩んでいる方向けに国産墓石のメリットを紹介していきます。

 

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目次

日本人がつくるお墓は安心できる

現在、日本で流通している墓石は、中国産と国産がほとんどを占めています。

中国産が8割で、国産が残りの2割といったところですね。

 

国産墓石のいいところは安心できるということだと思います。

これは、品質がいいというだけではなく、こころの置きどころとして日本製というのはホッとする部分があります。

羽黒糠目石 大名墓

私の家のお墓は、大正時代にご先祖様が建ててくれたものです。

羽黒糠目石の立派な大名笠つきの石塔で、当時の技術ではつくるのが大変だったと思います。

 

でも、凄いありがたいです。

こころから安心のできるお墓です。

精神的にも安定するし、良いことも起こるような気がしてきます。

 

「なんで安い中国産ではなくて国産墓石を選んだんですか?」

私が勤める会社では自社で加工をしている国産墓石を扱っているのですが、お問い合わせいただいた理由をお聞きしています。

「なんで安い中国産ではなくて国産墓石を選んだんですか?」

単純に興味がわきますよね?

 

大きな理由は2つ

  • こころの置きどころとして国産墓石が相応しい
  • 中国産墓石は品質が悪そう

 

そうすると中国人だったり中国製品に悪い印象を抱いている方が多いのがわかります。

イメージとして真面目に働く日本人といい加減な中国人という括りがあるかもしれません。

ただ、日本人だから全て安心できる中国人だから信用できない、皆が手を抜くというわけではないことをお断りしておきます。

 

ただ、それを実際に身をもって感じたという、国産墓石を選ばれたお客様の話をさせていただきます。

 

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ある農家のお客様が、国産墓石を選ばれた理由

国産 日本産 お墓 墓石

茨城県で、大きく農業を経営をされている農家の方に真壁青小目石の五輪塔を建立していただきました。

その農家では、連作をしていて小松菜を年に3回栽培していて人手がいるので、他国から研修生を雇って農業の手伝いをしてもらっています。

 

研修生の出身国は、中国・ベトナム・タイ辺りが多いそうです。

一か国に限定してしまうと、コミュニティをつくってしまい仕事がはかどらなかったり、一斉に逃げてしまうこともあるそうです。

 

研修生が住んでいる寮から夜逃げすることは良くあるそうです。

就労ビザの問題もありますし、ずっと日本で働けるわけではありません。

なので、ある程度で見切りをつけ夜逃げをし、他に働き先を見つけてモグリで働くそうです。

 

研修生が多国籍ならば、国別に逃げるケースが多いためリスクを減らすことができます。

繁忙期に逃げられたりしたら大変ですから。

 

国別にみると、やっぱり中国人が我がままで働かない傾向にあるそうです。

研修生だけで、ビニールハウス内で作業をさせていると、真面目に働くベトナム人を中国人が奥で寝そべって指示を出していたり。

そんな場面を見ていて中国人は信用できない、そしてつくる製品も信用できないと言っていました。

だから、お墓を購入するに当たって国産墓石を選ぶことにしたそうです。

 

実際のところ中国産墓石はどうなの?

最初にお断りしていますが、中国産墓石が全て悪いわけではありません。

国産墓石だから全てがいいとも言えませんし、ただ、墓所を見て歩いて比較してみると国産墓石の方が風化に強い傾向があります。

 

実際に茨城県石材協同組合連合会において、石質比較実験として、海沿いや畑の中など、環境の違う8霊園を対象として計2473基のお墓の劣化度合の調査しています。

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原因はいくつか考えられます。

  • 石そのものの性質
  • 原石の段階でのセレクト
  • 生産性重視で加工を早くするために石に負担がかかる
  • コーティング剤や薬剤による表面処理が悪影響を及ぼす

この中から、1つ例を紹介します。

 

着色料で誤魔化すG654

中国産の石でG654という石種があります。

下の写真のようなやや黒みがかった落ち着いた感じの石です。

黒い墨のようなものがついていますが、これはある薬品を塗っています。

中国産墓石 着色料 G654

G654は、石に模様やキズが多く出て、そのまま使うのは大変だそうです。

そこで利用するのが着色料、下の写真のボトルは中国から秘密裏に入手したものですが、これをG654に塗布すると色が濃くなり見た目を改善できます。

中国産墓石 着色料

そんな便利な薬があるのならどんどん塗ったらいいという話ですが、万能ではなくて、数年経つと色があせてきます。

そうなると元の石目が見えていまい、隠していた模様やキズが出てきてしまうのです。

 

実際に現地に出向いて、いろいろな石山を見てあるいているバイヤーさんが言うには

「G654は扱わない、煮ても焼いても食えない。」

と言っていました。

 

全てのG654がそういうわけではありませんが、良質な原石を見つけるのは難しいようです。

ただ、このG654は、色が濃くて落ち着いていて、価格が安いので人気のある石種ではあります。

でも、個人的には、おすすめできない石種ではあります。

 

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まとめ

朗報!お墓の選び方で悩んでいる方におススメしたい国産墓石ということで説明してきましたがいかがでしたでしょうか?

日本人がつくったお墓が、信用ができて安心できるのは、あなたが日本人だからです。

ものづくりにおいて、日本人ほどこだわりの強い民族はいません。

 

国産墓石はちょっと値段が高いですが、それだけのメリットがあります。

お墓はお祈りを捧げる場所です。

あなたにとってこころからお祈りできるお墓について真剣に考えてみることも大切だと思うのです。

 

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この記事を書いた人

中野良一のアバター 中野良一 羽黒石材工業㈱営業部長

1級お墓ディレクター・1級土木施工管理技士
見に見えない存在であるご先祖を「見える化」した【いのちの積み木】→http://senzo.inotinotsumiki.com 雪のように白くてキレイな【淡雪五輪塔】のプロデュース。

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