いのちの積み木が教えてくれること~家族が紡いできた尊い物語

家系図「命の価値ってどんなものなのだろう?」
「ご先祖様が私たちに与えてくれている恩恵って?」

私は、現在「いのちの積み木」という見えないはずのご先祖様を見える化できるおもちゃで、ご先祖様について探る試みをしています。

今回、石材関連業者さん向けに「いのちの積み木ワークショップ」をやらせていただきました。

千葉県茂原市の河野石材店が主催のイベントで紹介させていただいています。

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私自身がセミナーやワークショップに不慣れな中で、精一杯やらせていただきましたが、参加者の皆様に伝わるものがあったようです。

可能性に共感していただき、児童福祉関連の施設で親子参加型のイベントを行う方法を教えていただいたり、相性が良いということで家系図制作会社を紹介していただいています。

 

命の教育というと、とても重いテーマですが、「いのちの積み木」はそれをシンプルながら分かりやすく明瞭に伝えることのできるツールです。

利用の仕方では、石材店の価値を大きく高めることにもつながると考えていますし、また石材店が伝えていくような内容だとも捉えています。

今回は、皆さまのアンケート結果やブログを書いてくれた方もいらっしゃいますので紹介させていただきます。

 

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目次

家族が紡いできた物語

ワークショップに参加された神奈川県の川崎市にある吉澤石材店の吉澤さんが、ご自身のブログにとても優しい語り口で感想を書いていただきました。

時おり、死んでしまえば忘れられるのが自然だとか、知らない先祖だと親しみも持てないから他人と同じでは?とかいう意見も耳にします。

ある面で言えば、確かにそうでしょう。

私だってこのありさまです。

しかし本当にそれがすべてで正しいのでしょうか。

もう一度言います。

確かに間違ってはいないと思います。ただしそれがすべてではないはずです。一般論として俯瞰的に眺めればそうでもある、という程度のことじゃないでしょうか。

忘れていけないのは、ご先祖一人ひとりに人生があり、物語りがあったということ。間違いなく色々なことを思い、いろいろなことを願い自分の人生を過ごしてきたのでしょう。

そして、それを一人ひとりが精一杯紡いできたからこそ、今自分がここにいるという事実。

 

いのちの積み木とご先祖様より一部抜粋

吉澤さん、素敵なブログありがとうございます。

 

多くの方がご先祖様と言われても、顔も見たことがないし、名前も知らなくて、ピンとこない。

敬うべき存在なんだろうけど、わざわざそのために時間やお金を割くほどのものでもないような気がする。

たぶんこのような感覚の方って、多いと思います。

ただ、自分の「過去の家族=ご先祖様」が精一杯紡いできたからこそ、今の自分がいることは確かなことなのです。

 

映画「リメンバー・ミー 」に見る家族の物語

私が大好きな映画にディズニー・ピクサーの「リメンバー・ミー」という映画があります。

メキシコが舞台になっていて、主人公の男の子ミゲルが、死者の国に迷い込んでしまいご先祖様である家族たちと物語を繰り広げます。

死者の日とは、ご先祖様が1年のうちに2日間だけ死者の国から帰ってきて家族と過ごす日です。

日本におけるお盆と同じような風習です。

 

「リメンバー・ミー」という名前は実は日本向けの邦題で、海外では「ココ」という題名になります。

それでは「ココ」は何かと申しますと、主人公ミゲルの曽祖母(ひいばあちゃん)なんです。

リメンバー・ミー 家系図

じゃあ、「リメンバー・ミー」は何なの?という話ですが、直訳すると「私を忘れないで」という意味になります。

「リメンバー・ミー」は映画の中で特別な曲として何度も使われています。

実は、高祖父(ひいひいじいちゃん)が曽祖母(ひいばあちゃん)である「ココ」に向けて作った曲なんです。

つまりはお父さんが娘に向けて作った曲ということですね。

顔も知らないご先祖様かもしれませんが、そこには物語があります。

 

ちなみに高祖父(ひいひいじいちゃん)が?になっていますが、ネタバレになってしまうので、自粛しています。

「リメンバー・ミー」は、映像も美しいですし、メキシコの音楽も耳に心地良いおススメの映画なので、まだ見ていない方は、ぜひご覧になってください。

 

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いのちの積み木ワークショップのアンケート結果から見えてくるもの

今回の石材店向けのワークショップでは、皆さんにアンケートや気づいた点を書いていただいています。

達筆で素敵なご意見もいただいています。ありがたいです。

1部紹介させていただきます。

家系の考え方で、上下逆に捉えて見れて良かったと思います。

違う角度から見る考えるというのをあらためて気づかさせてもらいました。

日常の生活での忙しさから離れて、時々、こういう事を考えるのは大切だと思いました。

 

昨今、墓じまい絡みの相談も多く、商売抜きでその阻止をすることに注力してきましたが、積み木のモデルを見せていただき、ビジュアルでの先祖と自己の関係にあらためて感じ入ってしまいました。

正直、自分でもやってみたいです(笑)

 

小学校の夏休み前の道徳の時間に最適だと感じました。

大人に対して理解を広めるのも大事ですが、子供に興味を持たせ理解してもらえることが、お参りの習慣が付くのではと感じました。

地域の市役所等で、親子参加で遊びとしてやるのもいいんじゃないかなとも思います。

 

とても素晴らしいワークショップだと思います。

より多くの方に参加してもらいたいと思いますね。

そうする事で、感謝の気持ち、先祖に限らず他人への思いやりの心が育まれるはずです。

 

小学校の道徳の授業で出来るといいですね。

 

自分のご先祖様の多さにあらためて気が付きました。

そして自分がいかにその人たちの事を知らないのかということを思い知りました。

曽祖父母になるともう直系の方以外まるでわかりませんでした。

時折り、先祖と1くくりにするばかりでなく、その1人1人の方たちに思いをはせることが大事なんだと思いました。

 

先祖のお1人お1人にストーリーがあるはずなので、それを受講した人に強く意識してもらえる場になるといいですね。

 

親子でワークをする時は、各家庭に積み木を配って、各々の名前を書いて組んでいくスタイルはいかがでしょうか?

家に持って帰ってもらって、家でも正しく何度も積む遊びを繰り返すことで、より染みていく気がします。

 

家系図を上下逆のモデルにするだけで、かなりイメージが変わりました。

ご先祖様が1人でも欠けていたらという話は良く聞きますが、積み木にすることで実際に崩すことで、それが実感できました。

 

本当にありがたいご意見を沢山いただいています。

特にお子様向けだったり親子参加型でのワークショップを期待されている声が多いです。

 

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まとめ

今回の石材店向けのいのちの積み木ワークショップは、私自身が慣れていないこともあり若干の不安もありましたが、伝えたかったことが伝わっていたのでホッと胸を撫でおろしています。

今年に入ってから初のセミナー体験をしてまだ5ヵ月。

人前で話をさせていただくのは5回目ですが、90分のワークショップを何とかこなすことができました。

 

少しづつ活動を続けていくなかで、私自身多くの学びがあり、可能性の広がりに驚いています。

しっかりと作り込めば、今以上に説得力があって、他の方でも再現することができるコンテンツに育っていきます。

 

このワークショップはファシリテーター(司会進行役)制を導入して、伝えることのできる人を育てるところから始めていくつもりです。

自分自身が、まずワークショップに慣れるところから始まっているので、少々お時間が掛かってしまっています。

既に、何人か引き合いもあるのですが、お待たせしている状況です。

ご興味のある方はお声掛けください。

お問い合わせはこちらからどうぞ。

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この記事を書いた人

中野良一のアバター 中野良一 羽黒石材工業㈱営業部長

1級お墓ディレクター・1級土木施工管理技士
見に見えない存在であるご先祖を「見える化」した【いのちの積み木】→http://senzo.inotinotsumiki.com 雪のように白くてキレイな【淡雪五輪塔】のプロデュース。

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