ホームセンターCAINZのWEBサイトにて、お墓掃除についての監修もさせて頂いています。
今回は、【完全攻略】と題しまして、お墓掃除のポイントをすべて上げていく内容になっています。
お墓掃除をすると、心がまるで洗われるような気持ちになります。
それはご先祖様が永眠されるお墓をキレイにすることであり、家族の根っこを大切にする行為だからです。
そんなお墓掃除について初心者にもわかりやすく、真心を込めて説明をしていきます。
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目次
お墓掃除で素人でもキレイにできる方法
先ずはお墓掃除の心構えと知識から
この記事を書く前に、ネットで色んなお墓掃除に関する情報を集めてみたのですが、みんな浅いというか、テクニカルなところに終止しています。
だけど、一番大切なのはお墓掃除の心の部分なのです。
先祖供養などの文言は出てきますが、お飾り程度のものばかり。
なので先ずはお墓掃除についての心構えと知識について説明をしていきます。
お墓を掃除すると心がキレイになり運気アップ!
お墓掃除をすると心がキレイになり運気がアップします。
なぜ、お墓を掃除すると心がキレイになって運気がアップするのかと申しますと、それには根拠があまりす。
例えば自分が住んでいる部屋がキレイなのと、ゴミが散乱して汚い時と、どっちが精神的に良い状態に保てるのか考えてみてください。
汚部屋と言われるような汚い部屋だと、気持ちが落ち着かなくて、気が散乱しやすくて、精神的にマイナスな要素として働くという方がほとんどだと思います。
実際に、部屋の掃除や片付けを勧めるような本が世の中に沢山あります。
『売上が伸びる会社はトイレもキレイだ。』なんて話もあります。
倫理観的な要素もあるとは思いますが、単純に1番汚いところがキレイであることで気持ちよく仕事ができ、社員の仕事のモチベーションが上がるからでもあります。
これらの事実から分かるように、心理学的にも身の回りをキレイにしておくと、心が良い状態に保てることが証明されています。
これを【運気アップ!】と書くとスピリチュアルなイメージを強く抱く方もいらっしゃるかもしれませんが、スピリチュアルと科学は背中合わせです。
人の心は量子力学の働きによるものであるというのが科学者の間で定説となっています。
だけど、現代人にとって量子力学的な分野を解明するのにはまだまだ程遠い状況です。
ちょっとだけ難しい話をしてしまいましたが、要するに身の回りをキレイにすると気持ちが良く、精神的に良い状態に保てるのは理屈じゃないんです。
そんな風に人間がプログラミングされていると思ってください。
だからコジマジックやアメリカでもブームになったこんまりなど、部屋を片付けるブームが起こっているのです。
なのでお墓を掃除すると心がキレイになり運気がアップするのも理屈じゃありません。
さらに、お墓掃除は部屋の掃除を超えるような素晴らしい効果があるのです。
[ad#co-2]お墓は家の根っこなので掃除で運気が上がる!
お墓は、普段は身の回りとはちよっと離れたところにあります。
だからそんなにお墓掃除をしっかりしなくてもよいと捉えるひとも多そうだけど、実は、お墓を掃除するとめっちゃ良いことがあるのです。
これを昔の人は良く知っていて、風水や墓相という形で残してきました。
風水と聴くとDr.コパやゲッター飯田のような家の風水を思い浮かべる方が多いかもしれませんが、実は風水のルーツはお墓にあるのです。
『ええっ!』と思われる方がいらっしゃるかもしれませんが、元々風水はお墓から始まりました。
陰宅風水と呼ばれるものですが、家の根っこであるご先祖様を祀るお墓はとても大切なものとされ、そこを整えることが最高の運気をもたらすとされています。
運気はキレイな場所に集まり。
五感に良い刺激を与えることが、開運につながる。
これらは風水の基本的な考え方です。
家をキレイにして視覚や嗅覚に良い影響を与えることは、運気を呼び込む行為となるわけです。
室内にたまったホコリは“邪気”であり、開運を妨げる“陰”の気を発するから、キレイに掃除をした方が良いのです。
こういったDr.コパやゲッター飯田がやっているような家の風水は、もともと隠宅風水から派生したものでした。
お墓の汚れ”邪気”を払い、”陰”の気を取り除くことで、そこに“陽”が入り陰陽のバランスが取れる。
家の風水よりも、お墓の風水を良くした方が根源的な広い意味での運気をアップすることに繋がります。
ここまで読んで、スピリチュアル色が強すぎてついていけないなぁと思われる方がいらっしゃると思います。
なので、さらに深堀した科学的な根拠も付け加えていきます。
お墓掃除は感謝の心を表す行為
何度も言いますが、スピリチュアルと科学は表裏一体であり、重なる部分が多いです。
近年、心理学の分野で『感謝』についての研究が進み、素晴らしい効果があることがわかってきています。
ご先祖様を想い、お墓をキレイに掃除をする行為は、ご先祖様に感謝をする行為であり、心に良い作用を及ぼし、人の幸福に寄与します。
日々の生活でいっぱいいっぱいで、ご先祖様にまで心を配る余裕がないよという方がいらっしゃるかもしれませんが、だからこそご先祖様を想ってください。
これを仏教などでは『供養』であり『功徳を積む』と言いますが、この『供養』や『功徳を積む』ことが心に与える影響はめっちゃ高いです。
自利利他という言葉がありますが、自分の欲望で心がキュウキュウしているよりも、他人に温かい心を振り向けている方が人は幸せな状態だそうです。
視野が広く、俯瞰で物事を見れる人ほど幸福を感じやすいというデータがあります。
お墓掃除を通じて、ご先祖様を想い、お墓をキレイにする行為は『見えないけど大切な方々』を大切にする行為であり。
心の豊かさを育て、思いやりを育み、見えないものを見ようとする目を引く養い、現代人にとって超大切なスキルである共感力を磨くことができます。
スピリチュアルと科学的な両方の側面から説明をしてきたので前置きがかなり長くなりましたが、だからお墓掃除をすることでお墓をキレイにすることがいいんです。
素晴らしいんです。
だから声を大にして、お墓掃除で運気アップできる!!と言えるのです。
たぶんここまでちゃんとお墓掃除について、前提のところから説明をするサイトや本は、今のところどこを見ても皆無です。
だけどお墓掃除をする上で、一番大切な前提となる部分なので時間を割いて説明をさせていただきました。
ここから、いよいよ具体的な墓掃除の内容について説明をしていくのかと思いきりゃ、もう少しだけ心構えの話が続きます。
[ad#co-2]お墓掃除の前にすること
お墓掃除の前に御本尊に手を合わせる
お墓掃除をするためには、お墓に行かなければならないわけですが、その前にとても大切なことがあります。
それは寺墓地の場合になりますが、ちゃんと御本尊にお祈りをすることです。
お坊さんからよく聴く話ですが、檀家の皆さんがお墓参りにはよく来てくれるけど、御本尊にお祈りをしてくれないと嘆いているのを見かけます。
御本尊とは、天台宗・浄土宗・浄土真宗では阿弥陀如来。真言宗では大日如来。曹洞宗・臨済宗では久遠実成の釈迦牟尼仏。日蓮宗では南妙法蓮華経のお題目になります。
檀家にはなっているけど、御本尊についてはよく分からないと言う方もけっこう多いですが、ご先祖様は御本尊によっていつも守られています。
なので、ご先祖様を守って頂いているお礼を御本尊に祈ることが大切になってきます。
これは普段のお墓参りでも同じです。
御本尊にお祈りをしてからお墓参りをすると、気持ちの入り方が変わってきますよ。
お墓掃除の前に、ご先祖様に挨拶
御本尊にご挨拶をしたら、お墓に向かうわけですが、ここでもお墓掃除前に大切なことがあります。
それは『ご先祖様、これからお墓掃除をします。』と手を合わせてお石塔に向かってお祈りをすることです。
御本尊やご先祖様に手を合わせる行為は、宗教行為です。
宗教は生きるコツ、心にとって良い作用を及ぼすものを仕組みとして私たちの日常生活に上手に取り入れてくれています。
『供養』の心、『功徳を積む』こと、『感謝』の気持ちを表すことを、手を合わせるという行為でわかりやすく表すことができるのです。
お墓掃除の前には、まだお線香は上げる必要はありません。
これからお墓掃除をいたしますので、お墓がキレイになった後にあらためてお線香を上げて祈ります。
お墓掃除で用意するもの
お墓掃除で用意するものは、お墓の形状やどこまでキレイにするかによって変わってきますが、ここではとりあえず考えられるお墓掃除用の道具を上げてみます。
何に使用するかの用途についても説明いたしますので、自分のお墓に合わせて選んでください。
お墓掃除に使用する道具
お墓掃除に使用する道具には以下のようなものがあります。
- 汚れてもいい作業服
- 長靴
- 手袋
- 水(タンク、お墓用桶、ペットボトルなど使用量に応じて)
- たわし
- スポンジ
- 雑巾
- ジョウロ・バケツ・手桶&柄杓
- 歯ブラシ(細かい部分を擦るためのもの)
- 墓石用洗剤
- 文字のペンキ補修
- 鎌(墓地の草刈り用)
それでは一つずつ細かく解説していきます。
汚れてもいい作業服
お墓を掃除する際には、洗っている際に汚れた水がはねたりして、どうしても服を汚してしまいます。
どれだけ本格的にお掃除をするかにもよるのですが、たわしを使って擦るような場所がある場合にはカッパを着てもいいぐらいです。
反対に、お墓を掃除するにしてもお石塔を雑巾で拭くぐらいであれば、特に普段の服装でも良いでしょう。
長靴
これもどれぐらいのお墓掃除をするかにもよるのですが、汚れる可能性が高い場合には長靴を履いた方がいいです。
本格的にお墓掃除をやろうとすると、流すための水がかなり必要になります。
なので足元を汚さないためにも長靴を用意した方がよろしいでしょう。
手袋
手袋は手荒れ防止の為に利用した方がいいでしょう。要らないという方にはいらないかもしれませんが。
ただ、墓石用洗剤を使う際には手が荒れる恐れがあるので使用した方がいいです。
水
お墓掃除を制するものは水を制す。
なんて格言はありませんが、いかに水を用意できるかがお墓を掃除する上で大切になってきます。
本格的にお墓を掃除しようと思えば思うほど、水の量が必要になります。
近くに水場があれば、墓地管理者に相談してからにはなりますが、直接ホースなどで水利を得ることができます。
だけど、墓地によっては水場がないところがあり、そんなところでお墓掃除をするとなると水の確保が問題になります。
そうなるとローリータンクといって、農家がよく使うような巨大なタンクに水を入れ、無くなる度に組みにくいいくようになります。
これはプロのお墓掃除屋さんに聞いたのですが、1つのお墓を掃除するのに500リットルのローリータンクで3往復したことがあるそうです。
それだけお墓の掃除をしっかりやろうと思ったら水の量が必用だということですね。
なぜそこまで水が必要かと申しますと、しっかりと汚れを流さなければならないからです。
石はいわば硬いスポンジのようなものです、水とともに汚れを石の内部に取り込んでしまいます。
特に洗剤を使用した際には、洗剤の成分が石にどんな悪さをするのかわかりません。
実際に、洗剤が科学反応をおこし錆が出てしまうなどの弊害があります。
一般の方が使う墓石用洗剤であれば、そこまで問題にならないかもしれませんが、プロのお墓掃除屋が使う洗剤の中には、かなり強力なものもあります。
その分、汚れはよく落ちるのですが、だからこそしっかりと大量の水で洗い流す必用があります。
墓石用洗剤に関しては後ほど紹介していきます。
一般の方のお墓掃除では、そこまで本格的にやるわけではありませんが、せっかくスポンジや雑巾で拭いて汚れを落とそうとしても、それを石の内部に取り込んでしまってはしょうがありません。
特に、墓石の角のところの汚れが染みやすいところに浸透してしまったりします。
なので、なるべく多めの水でお墓掃除をしてあげましょう。
たわし
たわしは、御影石の表面が凸凹している面に用います。
キズが付く恐れがあるので鏡面の部分に用いるのは止めましょう。
凹凸の溝に入っている汚れをたわしでこすることで、取り除きます。
間に入り込んでいる汚れはなかなか取れないので、根気よくこする必要があります。
この際には、汚れが浮きやすくなるように墓石用洗剤を用いるのもよろしいかもしれません。
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泡立てることで、汚れが除去しやすくなります。
スポンジ
スポンジは、鏡面のピカピカしている面を洗うのに用います。
墓石の表面をなぞるようにしてこすり、汚れを落としていきます。
コツとしては、水分を湿らせながらやることです。
先に墓石に水をかけておいてもいいですし、水道が近くにある場合には、ホースなどで水を撒きながらでもOKです。
お墓の作法として、ご先祖様への冒涜になるから墓石の頭から水をかけてはいけないという説がありますが、汚れを落としやすくするために掃除をする場合には最初にかけた方がいいです。
先にも書きましたが、墓石の材料である御影石は、硬いスポンジのようなもので汚れを内部に入れてしまう場合があります。
なので、先に水を流して表面の汚れを流してから、滑りやすい状態でスポンジでこすった方がいいです。
お墓に水をかけちゃダメなの?徹底的に解説します。 – YouTube
またお墓には生花をお供えする花筒がありますが、大抵はステンレス製になります。
その花筒を洗う専用のスポンジがあります。
こちらの墓石用花立て洗いスポンジを使うとスムーズでキレイに洗うことができますよ。
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雑巾
雑巾は、墓石を洗ったり、拭いたりする場合に用います。
特に、掃除の最後の仕上げに水分をふき取るのに雑巾が適しています。
これは、ちょっとした豆知識になりますが、お墓を拭く布は、雑巾じゃなくて浄布(じょうきん)と呼ぶそうです。
どういうことかと申しますと、新しい雑巾は、清いものなので浄布である。
その浄布を使って、石塔をまるでお風呂でご先祖様の背中を洗うように拭くと、供養の気持ちも高まるんだよという話です。
お墓掃除は、単にお墓をキレイにするだけではなくて、ご先祖様との語らいの場です。
心が浄化される作業であり、きれいな浄布で拭いてあげるのがよろしいということです。
ジョウロ・バケツ・手桶&柄杓
こちらはお墓掃除をする際に水を撒くためのものになります。
水場が近くにあればホースを利用してもよろしいでしょうし(墓地管理者の許可が必要)
プロであれば高圧洗浄機を用いるかもしれません。
ジョウロ・バケツ・手桶&柄杓の中で私が一番お墓掃除において便利で使いやすいと思うのがジョウロです。
手で持って、シャワーのように適量の水をピンポイントで汚れを流したいところに当てることができるのでお墓掃除にピッタリだったりします。
歯ブラシ(細かい部分を擦るためのもの)
後は、お墓の細かい場所の汚れをこすって取るための歯ブラシです。
これは歯ブラシじゃなくて、お墓掃除専用のブラシもあります。
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特に、お石塔の〇〇家などと刻んである文字内の汚れを落とすのに重宝します。
だけど、一つだけ注意があります。
あまりしつこくお墓掃除をする際にブラシでこすりすぎると文字の色が剥げてしまいます。
文字が白や黒のペンキで塗られている場合には、禿げない程度にブラッシングをします。
もし、文字のペンキが剥げてしまったらどうするかですが、そちらは後ほど【文字のペンキ補修】で紹介します。
ちなみに墓石掃除に歯ブラシを使用する場合には、当たり前ですが新品を使用しましょう。
お墓は神聖なものです。敬意をもってお墓掃除をすることで心を整える効果が高まります。
墓石用洗剤
お墓掃除をするのに使う墓石用洗剤は、一般の方が使えるようなものがホームセンターなどで売っていますし、ネットでも購入できます。
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ただお墓に利用される御影石は、鉱物の結晶同士の塊であり、金属やさまざまな成分を含むのでものによっては科学反応をおこします。
せっかくお墓掃除をしたのに、墓石用洗剤の成分が悪さをして不具合が起きたら本末転倒ですよね。
こちらの墓石用洗剤は、ネットでも気軽に変えて主成分がクエン酸だそうで、環境にも優しく、比較的影響も少ないようです。
ただAmazonの口コミを見るとお墓掃除をした際に「少し赤みが残った」とか「シミがさらに目立ってしまった」などの記載があり、中には「艶が無くなり曇った」といったものもあるので、あくまで墓石用洗剤の使用は自己責任です。
基本的に、御影石は酸性に弱く、黒御影石は特に弱いです。
酸性の洗剤は黒御影石には御法度で、すぐに艶が飛んで曇ってしまいます。
【酸焼け】素人がお墓の掃除で絶対に使ってはいけない洗剤【サンポール】 – YouTube
クエン酸はPH3程度で、そこまで酸性が強くはありませんが、それでも影響がないことはないはずです。
ちなみにプロの墓石クリーニング屋では、もっと強力な酸性の洗剤を使用しますが、それはあくまで石の性質を理解した上です。
その上で目立たない部分でパッチテストをしたり、墓石用洗剤を流し落とすために大量の水を用意してお墓掃除に臨みます。
なので市販の墓石用洗剤を使用する際には、注意して選ばなければなりません。
個人的にはお墓掃除で変なリスクをしょってもしょうがないので、水洗いで十分なんじゃないかと思っています。
それで、10年に一度ぐらいプロの墓石クリーニング屋に依頼をしてピッカピカにする。
ただ、それだけだとこのブログを読んでいる方の期待に応えられていないと思いますので、よりキレイにお墓掃除をしたい方のためにもう少しだけ詳しく説明をします。
お墓掃除で落とす汚れはカビ・コケと水あか
ちなみにお墓の汚れは大きく2種類に分類できます。
それはカビ・コケと水あかです。
カビ・コケが発生すると、石の表面が薄く緑色になり、のちに黒くなります。
カビ・コケに効くのが、アルカリ性の洗剤。
例えばキッチンハイターを10倍に薄めて石の表面を洗うと驚くほどよくキレイになります。
素人でもピカピカにお墓掃除ができる方法をプロが伝授【裏情報】 – YouTube
お墓掃除の際に酸性洗剤を利用するのはリスクが高いのですが、アルカリ性は影響が出にくいです。
なので、お墓についたカビ・コケを落とす際にはとても有効になります。
だけど、アルカリ性の洗剤では墓石を掃除するのに限界があります。それが水あかです。
水アカは、御影石の表面にこびりついてなかなか取れないのですが、酸性の墓石用洗剤が強力に効きます。
だけどその反面、御影石に悪影響を及ぼしやすいので、艶が飛んだり錆を誘発したりというリスクが伴います。
なので、絶対にお墓掃除の際に素人が酸性洗剤を利用したらダメです。
大切なことなので、もう一度言います。絶対に素人がお墓掃除の際に酸性洗剤を利用したらダメなんです。
なんで、こんなに繰り返して言うかと申しますと、平然とサンポールなどの酸性洗剤を一般向けに紹介している同業者がいるからです。
何度も繰り返しますが、プロの墓石クリーニング屋が強力だけど使用するのを躊躇するのが酸性洗剤です。
さらにプロの墓石クリーニング屋でも黒御影石には絶対に使用しません。すぐに艶が飛んでしまい保障問題になってしまいます。
さらに、酸性とアルカリ性の洗剤が混ざると有毒ガスを発生します。
なので墓石掃除をする際には、丁寧に扱って大量の水できちんと洗浄をしながら危険がないように仕事をする必要があります。
うかつに手を出して、有毒ガスによって子孫が身体を悪くしたとしたら、それこそご先祖様が悲しみます。
お墓掃除は、あくまでご先祖様との語らいの場であり、心を癒す行為です。
なので、くれぐれも墓石用洗剤の変な噂に惑わされぬよう気を付けてください。
何度も繰り返しますが、素人がお墓掃除をする際には、基本的に水だけで十分です。
墓石用洗剤を使用するにしても中性、もしくはアルカリ性の洗剤に限定してください。
それだと水アカが落ちませんが、それにも素晴らしいアイテムがあります。
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水アカは、本当に落ちません。特に墓石用酸性洗剤を利用できない黒御影石では、物理的にこすり落とすしかありません。
その中で、かなり優秀で墓石も傷めないのがこちらの墓石用水アカ落としグッズです。
以前、水アカ落としでさまざまなグッズを試したのですが、性能的には断トツで優れています。
以下の記事で試したどの方法よりも、キレイに素人でも落とすことができます。
ネックは、こすって落とすのが大変で地味な作業になることです。
文字のペンキ補修
お墓の石塔には〇〇家などの文字が刻まれていますが、ここに白や黒などでペンキが塗られている場合があります。
その場合には、長年の間に風化が進みペンキが剥げてきてしまいます。
また、お墓掃除の際に、ブラシでこすっているうちにお墓の文字のペンキが剥げてしまうことがあります。
そんな時には、お墓掃除の際に墓石のペンキ入れ補修をすることもできます。
プロに頼むと間違いはないですし、丁寧でキレイに塗り直すことができます。
技術や経験もさることながら、そもそも使っている道具が違うんですね。
【プロが教える!】色が剥げてきたお墓の文字を塗り直して補修【方法・材料・技術】 – YouTube
自分でやるとなると、簡易的な墓石の文字入れ用のペンキが売っています。
あくまで簡易的なものなので、仕上げに雑さが出ますが素人でもペンキを塗れるようになっています。
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鎌(墓地の草刈り用)
あとは、草が生えるような環境のお墓の場合には草刈り用の鎌を持っていきます。
お墓によっては、玉砂利だったり、砂利の場合があると思いますが、そこを鎌で草を刈っていきます。
この場合にポイントになってくるのが、根っこごと取れるのならなるべく引き抜いた方が良いということです。
鎌で上だけ刈ってしまうと、残った根っこからまた草が生えてきてしまいます。
なので、手で草をつかんで抜いた方が、のちのちのことを考えてよかったりします。
また墓地によっては、草がぼうぼうになってしまって、お墓掃除の度に抜くのが大変という方もいらっしゃるかもしれません。
そんな時には、お墓を石張りにしたり、モルタルで草が生えないようにする対策ができます。
あと、お墓掃除の負担を少しでも軽くするために除草剤を撒かれる方がいらっしゃるかもしれません。
ただこれも注意が必要で、例えば塩で雑草を枯らすタイプの商品は使用しない方がいいです。
御影石は塩分に弱いのですが、普通にお墓用として販売されているので、注意が必要です。
プロの墓石クリーニング屋に依頼するという選択
ここまでいろいろとお墓掃除について書いてきましたが、十年を超えるようなお墓を素人がピカピカにするのには限界があります。
そこで十年に一度ぐらいは、プロの墓石クリーニング屋にお墓掃除を依頼して、ピカピカにしてもらうのもよろしいでしょう。
プロのお墓掃除は、素人とはまったく別物です。
知識量が豊富だし、経験があるし、使用している道具やケミカルも違います。
特に一番違う点は、お墓掃除をした後に良質なコーティングもできるというところです。
風水のところで説明しましたが、汚れは邪気につながります。
なので、お墓掃除をして陰を取り払い、陽を取り入れるのが運気アップの要因になるのですが、コーティングはその汚れ(邪気)を寄せ付けない効果があります。
なかでも光触媒のコーティングの効果は凄くて、セルフクリーニング効果で、雨が降ると勝手に汚れが流れ落ちてしまい、いつでもピカピカなお墓を維持できるものもあります。
最近の光触媒技術の進化は目覚ましく、高性能なものもでています。
なので、墓石クリーニング屋にお墓をキレイにしてもらい、その後にこういったコーティングを施すのもありです。
いつでもキレイなお墓だと、ご先祖様が喜ばれますし、私たちの心も整い、日常生活のう
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