古い墓石って、表面が凸凹していて苔が生えやすいです。
タワシでゴシゴシこすっても中々落ちない、でもそんな頑固な苔を落とせる除去剤があるんです。
勉強会では4つのテーマについて検証しています。
今回、古い墓石の苔落としに使用したのが、ニューサンライト製のコケトール#1900。
墓石だけでなく、コンクリートに発生する頑固なコケやカビも落とすことができます。
そんなコケトールについて紹介させていただきます。
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目次
墓石の苔落としは意外と手間?
見事に苔の生えた跡が残る石、この石を実験に使用しました。
ニューサンライトの営業さんが来てくれて、分かりやすく実演してくれています。
苔落としのサンプルの石は、勉強会で集まった石材店が持ってきたものなので、騙しは一切ありません。
それにしてもコケトールという名前ですが、苔取る→コケトル→コケトール、明らかに苔を取るための除去剤だと分かるのがいいですね。
この手の薬品って、名前がややこしくて何の用途なのか分かりずらいので、ありがたいです。
コケトールを塗布する部分は、マスキングテープで分かりやすく区分けします。
水分を含むことで、あらためて苔が目立つのが分かりますかね?
コケトールの原液をそのまま苔の部分に塗ってから5~10分ほど放置します。
その後に、タワシで軽くこすって水洗いをします。
マスキングテープで区切った部分の苔が取れているのがわかりますか?
まともにタワシでこすっても中々取れない苔を簡単に除去することができました。
墓石に苔を生えたままにしておくと風化が早まる?
苔が生えたままでも味わいがあるからいい。
と思われる方もいらっしゃると思います。
確かに苔が生えた墓石などの石の作品は味わい深いものがあります。
一方で、有機物である苔やカビをそのまま放置しておくと墓石にダメージを与えます。
風化速度が速まるんですね。
私も苔の生えた燈籠なんか好きなのですが、こと墓石に関しては、苔が生えてきたらなるべく早めに除去することをおススメします。
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墓石の苔落としコケトールの使用上の注意
このように墓石についた苔を簡単に落とすことができるコケトール。
とても便利ですが、酸性の薬物になり業務用です。
なのでプロである石材店か墓石清掃業者に任せるのが無難です。
また「大理石・鏡面仕上げの石・黒石には使用できません」となっているのでご注意を!
基本的に大理石や黒御影石は酸性に弱いです。
鏡面仕上げの石も艶が失われる恐れがありますが、そもそもピカピカの御影石には苔は生えません。
苔が生えるような墓石は、ある程度風化の進んだものだったりします。
山梨の石材業界でも有名な道具屋さんであるプラスダイヤの宮下さんいわく、
古い艶のさめた安山岩についたコケやカビをスッキリ落とすそうです。
私の地元で有名な山崎石のコケもコケっと取れます!
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まとめ
頑固な墓石のコケやカビを落とすことができるニューサンライト製のコケトール#1900。
この手の苔って、落とすのがけっこう大変なのですが、コケトールを使用すると簡単に落とすことができます。
ただ、酸性の薬品になるので、取り扱いに注意が必要で、大理石や鏡面の石、そして黒御影石には使用ができません。
また有機物である苔は、石の内部に入り込んで悪さをするので、なるべく早めに除去した方がいいです。
そのままにしておくと風化が早まることになります。
かなり便利なコケトールなのですが、業務用であり、プロである石材店や墓石清掃の専門業者が使用するものになります。
一般に販売されている墓石専用洗剤として有名なものに月光がありますが、正直あんまり落ちないんですよね(汗)
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