本日は、今が旬の光触媒コーティングについて紹介いたします。
『今が旬』と聴いて、そうなの?と思われる方がいらっしゃるかもしれません。
1972年に発見された光触媒技術ですが、失敗があったり、効果が薄い時代を経て優秀なものが生まれています。
その光触媒技術はお墓にも応用できるものであり、雨が降ることで超親水性により『セルフクリーニング』できいつまでもキレイに保つことができます。
お墓には、埃やカビ・コケ、水アカがつきやすいですが、それらを寄せ付けません。
またお墓をキレイにすることで私たちにも良い影響を及ぼします。
風水的にも家族の根っこであるお墓をキレイに保つことは、運気の上昇に著しく寄与するとされています。
目次
【セルフクリーニング】光触媒でお墓がいつでもキレイ~先端技術を紹介
『なるべく汚れないお墓を建てたい』
『管理が少ないお墓がいい』
お墓をキレイに保ちたいニーズはけっこうあって、多くのお客様から相談があります。
またブログやYouTubeをやっていても、お墓の掃除に関するコンテンツは良く見られています。
一昔前のお墓は、表面に凹凸のある叩き仕上げなどのお墓が多かったですが、現在のお墓は鏡面状に磨いた汚れ難いお墓が増えています。
汚れる原因は、埃やカビ・コケ、水アカに落ち葉など様々なものがありますが、寄せ付けないでキレイに保てたら良いと思うのが人情だと思います。
そんな中で、汚れを寄せ付けないセルフクリーニング機能のある光触媒が価値を持ってくるのです。
光触媒コーティング技術が改良され発展してきている
光触媒コーティング自体は、昔からあります。
「あ~あれね、聴いたことあるよ。でもあんまり効果がないよね。」という風に思われている方もいらっしゃると思います。
現実として、光触媒技術は10年ぐらい前にお墓でも取り入れる石材店が増え、プチブームになったことがあります。
ほんとうに一瞬のブームだったのですが、なぜ流行らなかったかと申しますと、効果がわかりにくいことが多きな理由でした。
屋外で使用する光触媒としては、まだ技術が未発達だったようです。
光触媒市場はけっこうしんどいらしく、過去には、あのTOTOがハイドロテクトコーティングを売り出したけど撤退しています。
だけど最近では、触媒のもつ殺菌機能がコロナ禍の中で見直され、スーパーや病院などで幅広く取り入れられるようになっています。
また、さまざまな技術を取り入れることで改良され、以前よりもずっと経年劣化に強くなり、優れた機能を発揮するようになっています。
そんな中で、新たにお墓向けの光触媒として開発されたのが【お墓陽光クリーン】です。
【お墓陽光クリーン】光触媒に使用されている先端技術
従来の光触媒コーティングは、超薄膜のため性能に信頼性を欠くものが多く、そもそも膜の存在を確認できないものもありました。
【お墓陽光クリーン】は高性能なので効果がわかりやすく、光触媒が付着していることも銅粒子を確認できるので安心です。
なぜ、そんなに【お墓陽光クリーン】が高性能で優れているのか、それは3つの先端技術を取り入れているからです。
- 銅と銀の微粒子を加えることで、プラスイオンを常時発生
- 従来の酸化チタン型光触媒の10倍効果がある酸化タングステン型光触媒
- NASAが開発した燃料電池用フッ素樹脂Nafion®
銅と銀の微粒子を加えることで、プラスイオンを常時発生
光触媒とは、平たく言うと『光を浴びて酸化反応を起こす半導体』です。
この酸化反応により、お墓に埃やカビ・コケ、水アカなどを寄せ付けなくなります。
【お墓陽光クリーン】は、銀と銅の微粒子を加えることで、光触媒反応の効果により銅と銀がイオン化し、プラスイオンを常時発生させています。
より半導体としての能力が高まり、飛躍的に防カビ・殺菌の性能も高まりました。
酸化タングステン型光触媒ならば日陰でもOK
従来の光触媒コーティングには、酸化チタンが用いられていました。
ただ、酸化チタンには弱点があり、バンドギャップ(励起可能な波長域)が3eV以上になるので、酸化機能を発現するには紫外線の照射が必要なところに限られました。
それに対し酸化タングステンは、可視光や蛍光灯の照明下でもカビや細菌を酸化分解することができます。
実際に従来型の光触媒コーティングだと、屋外で使用した際に、日が当たらない建物の外壁には青いコケがはってしまう問題がありました。
日が当たるところはセルフクリーニング効果が発揮されキレイに保たれるけど、紫外線の照射が少なくなる日陰だと光触媒の性能が発揮されないのです。
10倍の効果がある酸化タングステンであれば、その問題が解決されます。
太陽の光をお墓の隅々まで届け、お墓をいつまでもクリーンに保つことができます。
NASAが開発した燃料電池用フッ素樹脂Nafion®
NASA(アメリカ航空宇宙局)が開発したフッ素樹脂Nafion(ナフィオン)
これを聞いただけで何かもの凄い効果があるように感じるかもしれませんが、実際に、このNafionがバインダー役(つなぎ役)として光触媒反応を加速させ、相乗効果を発揮します。
従来の光触媒でよく⾒られるのが、シリケート(ケイ酸塩・⽔ガラス)ですが、表面にある酸化チタンのみが反応し、埋もれた酸化チタンは全く機能しませんでした。
ナフィオンの中では光触媒作用で発生するプロトン(陽子)が自在に浮遊し、銀と銅や酸化タングステンの効果を増大させます。
またフッ素樹脂ナフィオンは耐久性に優れており、⾮常に強⼒な薄い塗膜を形成する特徴があります。
外壁塗装での経年劣化の比較になりますが、シリコン系で8~15年、フッ素系で10~20年ほど持つとされています。
実際には、30年以上持っているフッ素系コーティングがありますが、下地によって変わるようです。
外壁材などに用いられている顔料が悪さをするらしいですが、墓石にはそもそも色付けなどされていません。
こればっかりは経年が経ってみないとわかりませんが、墓石材は、すっぴん肌で適度な細孔があるので、光触媒コーティングに定着しやすく、経年劣化にも強いと推測されます。
なぜ、墓石用光触媒コーティングを開発するに至ったのか?
羽黒石材工業は、茨城県で稲田石を採掘し墓石を加工販売している会社ですが、長年に渡って石質比較実験・経年劣化実験・墓石クリーニング研究などを続けてきました。
こんなことをくそ真面目に続けている石屋もそういないと自負しています。
墓石の経年劣化について研究を重ねる中で、石材の表面保護ができるコーティング剤に注目していのですが、ただ中々『これだ!』というものに巡り合えませんでした。
セルフクリーニング機能が魅力である光触媒も検討したのですが、以前のものでは、日陰では効果が無かったり性能的に未熟でまだまだ取り入れられるものではありませんでした。
ところが、最近の光触媒技術の発達には目を見張るものがあります。
銅・銀を採用し酸化タングステンにするなど、弱点が克服され、性能が強化されているからです。
そんな中で私が運営しているYouTubeのご縁を通じて、20年以上にわたり光触媒コーティングの先進的な開発に携わってきた工学博士と連携させていただくことになり、【お墓陽光クリーン】を共同開発するに至りました。
お墓陽光クリーンのコンセプト
墓石用光触媒コーティングを開発するに当たって、まずはコンセプトづくりから考えました。
それはなぜ「お墓をキレイに保つのか?」「お墓をキレイに保つことでどんないいことがあるのか?」をしっかりとメッセージとして伝えるためです。
そのためにお墓のクリーニングに対しても真正面から向かい合い、いろいろと模索をしてきました。
お墓をキレイにすることのスピリチュアルな意味や科学的な根拠についてはこちらの記事に書いています。
当たり前ですが、お墓は祈りの対象であって仏様を表す場所です。また家族をつなぐ場所でもあります。
こちらは私が監修させていただいたお墓掃除に関する記事ですが、まさに涙涙の物語がそこにはあります。
お墓に風水を取り入れる意味
そこでコンセプトを表すものとして作ったのがこちらのイラストです。
もちろんこの絵ではセンスが無さ過ぎますし完成していませんが、とりあえず私がイメージを表してみたものがこちらになります。
お墓をキレイにすると心が整理され、スッキリして、良い運気が流れてくる。
お墓をキレイに保つことに風水の要素を採用したのですが、これを怪しいと思う方はもう一度、こちらの記事を先に読むことをお勧めしておきます。
物事には入口が必要ですが、いきなり「先祖供養をすると~」と深いところから話をしても聴いてくださる方が少なくなります。
ライト層を取り込むことで窓口が広くなります。だから風水なのです。
イメージとしては、家や部屋をキレイにすることで風水的に運気がアップするところから連想していただくことを考えました。
家の風水は、陽宅風水。
お墓の風水は、陰宅風水と呼ばれます。
もともとは風水と言えば、陰宅風水が始まりであり、陽宅風水はそこからの派生だそうです。
そんなところから陰宅風水の方が大切で、家族の根っこの部分に影響するとされています。
つまりお墓を掃除することで、根本的な運気のアップにつながるということです。
と、続きは後ほど書いていきます。
現在進行形で、【お墓陽光クリーン】の実用実験をし、商品化できるメドがたってきました。
近日中に発売したいと考えています。
ご興味のある墓石関連業者の方は、私中野までご連絡くださいませ。
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