中国では、野菜を食べる際には残留農薬を取り除くために”洗剤”で洗ってから食べるそうです。
”オゾン水”は殺菌・消毒効果が高いそうで、より効果があります。
のっけから中国の悪い部分を言っていますが、すべてが紛れもない事実です。
ここからは私の主観も入りますが、背景には
- 生産者の毒物(農薬)に対する知識の低さ
- 生産者が生産性を重視して、効率を求めるため
- 危険な毒物(農薬)が取り締まられていない現状
といったことがあるのだと思います。とはいえ、毒入り粉ミルクは、業界トップメーカーが、メラミンという化学物質をミルクに混入させたために30万人の乳幼児の腎臓にある異変が見つかり、死に至るケースもあったという恐ろし過ぎる話です。
毒入り湯葉も毒入りピータンもそうですが、明らかに体に悪い化学物質、のちのち弊害の出るものを使用してしまうのが、中国の食品問題の特徴で、のちのち人々に恨まれたり重罰をくらったりするのですが、後先を考えずに目先の利益に走ってしまう傾向があります。
そんな中で・・・
いろいろと誤解を生むかもしれないし、お叱りの言葉を受けるかもしれませんが、中国産墓石にも同様に目先の利益のために何らかの処置が施されることが多々あります。
実際に中国では人の命に直結する食品問題がこれだけ取り残され、遅れている状態です。
もの言わぬお墓に何らかの薬品が用いられても人体への被害は少ないですし、問題にされないことがほとんどです。
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目次
中国産墓石の評判、日本製と比較してどう?
今から20年ぐらい前の中国産墓石が日本に輸入され始めた頃は加工技術が酷くて、とても見れたものではありませんでした。
その後、安価であることで人気が出て、日本から中国に墓石の加工機能が移ると、徐々に技術力があがり、今では加工の仕方によっては日本よりも良いものも出てきました。曲面を多用したデザイン墓石などは、中国の方が優れていると思わせる部分があります。
ただし、日本では、研磨作業などで機械化が進み、高い精度で仕上げることには定評があります。
また手磨き加工でも丁寧にしっかりと磨きます。この辺りは日本人の真面目な気質も係わっていると思います。
シンプルな墓石をきちんと精度良く仕上げる、磨きを丁寧に天然の御影石の持つ魅力を引き出すことに掛けては今でも日本がずっと上です。
お刺身はシンプルだけど、鮮度が良い魚の良さを引き出していますよね。
お墓の加工においては、磨き加工に手間を掛けるとその分、上品な輝きを引き出すことができます。
その分、価格も高くなるのですが、手間を惜しまないのが日本品質です。
中国では、どんな薬品が墓石に使用されているの?
それでは、実際に中国ではどんな薬品が誤魔化すために使用されているのか見てみたいと思います。
薬品のオンパレードになるので、閲覧にご注意ください。
【色差剤】色合いと違うのを組み合せで同じ色に染めます。
【色差剤】色合いの違う石が同じ感じになります。
【日本増光剤】光の鈍い石がピカピカになります。
【加光染色・・】色が染まってピカピカになります。
白・黒・緑・赤・グレー・茶、何色でも染まります。
【石材着色剤】紅と書いてありますね。
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余りの薬品の多さにクラクラきていませんか?
まだまだいきます。
【調色軟膏】米・・・小目のこと?(比較的目の細かい御影石用?)
溝を埋めるのでしょうか・・・
【裂縫修・・・】亀裂補修剤
【石材黒色染剤A】AということはBもあるのでしょうか?
【石材染色剤】カラフルでかっこいいパッケージ
まだまだ中国産墓石に施すための薬品はありますが・・・この辺りで止めておきましょう。
私もちょっとクラクラしてきました。
お断りしておきますが、これらの薬品が中国産墓石を加工する全ての工場で使われているということではありません。
ただ、こういった薬品が中国では流通しているという事実はハッキリしています。
日本では、こんなバリエーションに富んだ薬品を見たことがありません。
有識者の中には、日本が元々中国に石材の誤魔化し加工を教えたんだという方もいらっしゃいます。
確かに、ちょっとした誤魔化しは日本でもあるのかもしれません。
ただ、言い方が悪いかもしれませんが、まったく次元が異なるレベルだと感じます。
その一旦を、この薬品の数々が物語っています。
捨てられている薬品のボトルの数々。数が尋常じゃない。
日本(T_T)
なんか、中国産墓石が悪いと先導しているように感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、紛れもない事実です。
ちなみに、中国の加工工場で、薬品使用の有無を聴いても『使用していない!』と言うそうです。
日本でお墓を建てて、数か月後にキズが薄っすら見えてきて怪しいので中国の商社に聴いても『使用していない!』
でも、そんな工場の片隅ではこれらの薬品が隠されているのです。
日本で、中国産墓石を加工し直すことがありますが、表面に何らかの処理がされていることがわかります。
中国産墓石G654の着色の実態についての記事はこちら。
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まとめ
薬品ばかり見てきて少々頭がクラクラしてきますが、これらの薬品には日本では使用が禁止されているような劇薬が含まれています。
揮発性だったりするので、船に積まれて日本に来る頃には無害化していますが、ちょっとどうなんだろうとは思います。
ただ、そもそも論として『別に薬品を使ったっていいじゃん、安くできるんだから。』という話もあります。
この大らかな発想、嫌いじゃないです(笑)
でも、例えば、数年後に下地である粗悪な品質の石目が出てくるのはちょっと違いますよね。
また、磨き足りないので、輝きが出ないところを薬品で光り輝かせるのも違うと思います。
日本で、中国産墓石の手直しをする時があるのですが、磨き直すと変な汁がでてきますから(汗)
そのおかげで、中国でも日本でも真面目に誤魔化しなくやっている墓石加工業者は、煽りをくう羽目になります。
それもちょっとおかしいと思うのです。
お墓は、ご先祖さまが眠る場所であり、家族のキズナをつなぐ場所でもあります。
ウソ・誤魔化し・まやかしのない、正々堂々としたお墓が良いと思うのですが、いかがでしょうか?
ちゃんと採掘をして、墓石に使用する原石をセレクトしたらこんなに大変ですよという記事でした。
1級お墓ディレクターなかのはこんな人ですよ。
こんな会社に勤めていますよ。
お墓についてご相談したい方はこちらにどうぞ。
いろいろとご相談したい方、@LINEもやってます。
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