墓石や墓誌に名前・戒名を『追加彫刻』する時期は【49日・一周忌・初盆】のどれ?遅れたらどうする?

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「家族が亡くなったので、名前や戒名を追加彫刻したいけど、いつぐらいまでにやれはいいの?」

お客様からよく受ける質問です。

なかの
こんにちは、1級お墓ディレクターのなかのFacebook Twitter自己紹介)です。

追加彫刻とは、既にあるお墓の石塔や墓誌に追加で彫刻する場合のことを言います。

時期的には、49日までが良いとされていますが、葬式だ諸手続きだ財産整理だとやっているととても忙しい時期でもあります。

 

いきなり答えを出してしまいましたが、お葬式やら何やら一連の供養の一区切りとして、49日までに墓石や墓誌に戒名が刻んであると、滞りなく終わった感じがします。

49日法要で集まって、お墓参りをした際にも参列者に「ちゃんと故人の戒名を彫ったよ」ということで説明もできますしね。

ただ、皆さん忙しい時期であり、精神的にも余裕がないので、追加彫刻の注文が遅れてしまったりします。

そんな場合も含めて、いつまでに墓石や墓誌に名前・戒名を『追加彫刻』すれば良いのか、一周忌や初盆はどうなのか?ということについて説明していきます。

 

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目次

名前や戒名の追加彫刻、できれば49日までに

故人が亡くなって、葬式やら諸手続きやら何かと忙しい時期である49日までの期間。

墓石や墓誌への戒名字彫りは、できればそれまでに済ませておければベストです。

これには、故人への供養という意味が多分に含まれていると思います。

 

お寺であれば、ご住職が戒名を授けてくれて、お位牌を渡す際などに「49日までに追加字彫りをした方が良いよ」とアドバイスしてくれたり、

親切な葬儀屋さんだと「やることリスト」のようなものを渡してくれて、その中に追加彫刻について記載されていたりします。

 

とはいえ、精神的にも余裕がない最中で、石材店への発注が遅れてしまう方も多くいらっしゃいます。

49日の1週間前に依頼を受けても石材店側で対応できないことも多く、できれば1月ぐらい前には注文をいただきたいところです。

 

無理して49日に合わせる必要はない

できれば墓石や墓誌への名前・戒名の追加彫刻は、49日までに間に合わせることがベストですが、無理して間に合わせる必要はありません。

その際に、私が良くいうのは、次の仏事に焦点を絞ること。

 

例えば、

「49日に間に合わせるのは厳しいので、初盆までに戒名字彫りをしておきましょうか?」

「ちょっと先になりますが、ゆとりをもって一周忌までに追加字彫りをしておきますよ。」

といった具合です。

 

これなら、49日に間に合わなかったちょっとした後悔を和らげることができて、頼んだお客さんも納得しやすいと考えています。

 

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最初から一周忌までに戒名を墓石に刻んで欲しいという方も

追加彫刻の注文を受ける際に、初めから一周忌までにとお願いされることも多いです。

49日法要も終わり、例えば半年ぐらいたってから依頼を受けます。

これは地域がらもあるのでしょうか?茨城県民はのんびりした県民性だそうです(笑)

 

「うちの辺りは違うよ~」とか、

追加彫刻の時期について、SNSでコメントをいただけるとありがたいです。

ブログに反映させていただきます。

 

地域によっては、冬になると雪深くなり追加字彫りができなくなるところもあります。

そんな場所だと、どうしても49日までというのは無理になってくると思われます。

地域性や石材店によって違いますので、その辺りは私やネットの意見だけを鵜呑みにせず、ご相談されることをおススメします。

 

実は、一周忌や初盆までというのは、石材店としては、ありがたい注文の仕方だったりします。

墓石や墓誌への追加彫刻の納期を多めに取ることができるので、2つ3つの仕事を組み合わせてできるからです。

急ぎで49日までに1件の戒名字彫りをするよりも、数件まとめて仕事をできた方が効率がいいんですね。

 

なので、勝手な石材店側の事情から言えば、一周忌や初盆に合わせての追加彫刻の依頼はありがたいです。

だからと言っても、合わせる必要はありませんよ。

故人への供養のお気持ちが一番大切にしたい部分です。

 

墓石や墓誌に名前・戒名を『追加彫刻』する価格については、こちらの記事をどうぞ。

あわせて読みたい
【価格のしくみ】墓石や墓誌に名前・戒名の『追加彫刻』をする費用は?実際の現場を見て検証します 一般的に、誰かが亡くなると墓石や墓誌に追加で名前(俗名)や戒名を刻むことになります。 価格は3~5万円ぐらいになりますが、ちょっと高くない?少し騙されている?と...

 

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まとめ

墓石や墓誌に名前・戒名を『追加彫刻』する時期は【49日・一周忌・初盆】のどれ?

とうことで、石材店側の立場も踏まえて説明してきました。

 

基本的には、故人への供養の心も考えて49日に間に合わせるのがベストです。

でも何かと忙しく、精神的にも余裕がない中で「石屋さんに相談しなければな~」と思いながらもうっかり抜けてしまったり、忘れてしまうこともあります。

その場合には、無理をせず、一周忌や初盆などに期間を定めるのもありだと思います。

 

あくまで私の意見であり、地域性や石材店によって異なります。

付き合いがあったり、近くの石材店に相談してみてください。

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この記事を書いた人

中野良一のアバター 中野良一 羽黒石材工業㈱営業部長

1級お墓ディレクター・1級土木施工管理技士
見に見えない存在であるご先祖を「見える化」した【いのちの積み木】→http://senzo.inotinotsumiki.com 雪のように白くてキレイな【淡雪五輪塔】のプロデュース。

コメント

コメント一覧 (2件)

  • こんにちは!
    当店では、ご住職経由で49日までの発注があります。
    漏れてしまった方には、100ヵ日、新盆、一周忌でご案内しています。
    49日に間に合わずに悩まれる方には、ご納骨自体に期日がないことも教えています。

    • 三宅さん、コメントありがとうございます。
      ご住職が間に入ってくださると、石材店も施主さんも管理がしやすくていいですね。
      納骨にも期間はないですもんね。

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