お線香の向き右と左どっちが正解?~知らないと恥ずかしい大人のルール

お線香の向き 右 左

なかの
こんにちは、1級お墓ディレクターのなかのYouTube Facebook Twitter自己紹介)です。いのちの積み木プロジェクト代表でもあります。

皆さんはお線香をあげる際に、向きを気にしていらっしゃいますか?

お線香には決まったあげ方があって、煙があがる方をどっちに向けるのかは決まっているのです。

 

こういった仏事は、大人としてのマナーでもありますので、間違えるとちょっと恥ずかしかったりします。

今回は、しっかりとわかりやすく説明をしていきますので、ぜひご覧になってください。

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目次

お線香の向き右と左どっちが正解?

お墓参りや仏壇など、お線香をあげる機会は度々ありますが、皆さんは正確なお線香のあげ方を知っていますでしょうか?

お線香にはいくつか種類があり、抹香と線香とではあげ方も変わってきますが、今回は線香について紹介していきます。

 

お線香は文字通り、一本の長細い線(棒)となっているお香ですが、長細いだけに置くときに火を着けた方をどちらに向けるかの問題が出てきます。

「どっちでもいいじゃん?」

と思われる方がいらっしゃるかもしれませんが、各々がかってに好きな方向にお線香を置いてしまうと、右からも左からも煙が立ち上るカオスな状態になってしまいます。

なので、お線香は一定の方向で合わせてお供えするのがマナーとなっています。

お線香の向きは左向きが正解

お線香 右 左

それでは、お線香の向きは右か左かどっちが正解なのでしょうか?

正解は「左」です。

これには明快でわかりやすい理由があります。

 

日本人は右利きの割合が多いですが、お線香を持つ際にも自然と右手に持つようになります。

右手でお線香を持つ場合には、火が付いた方を上にして親指と人差し指そして、中指の三本指でつまむようにして持ち、そして香炉皿にお供えします。

そうすると自然と左側に火が着いた方がくるようになるのです。

 

ん?ちょっとわからないという方は、もう一度ちゃんとイメージしてみてください。

自分で、お線香を右手でつまむようにして持ち、そこからお供えする。

やっぱり左側から煙が立ち上る様子を思い描けると思います。

 

そうなんです。お線香の向きは右利きの多い日本人が自然にあげやすい方向になっているのです。

けっこうこれっと覚えやすいですよね。なので皆さんもお線香をあげる際にはどうか悩まずに、右手で持ってあげることを意識してみてください。

 

YouTubeでもお線香のあげる向きに関するアニメ動画をあげているので、ぜひ参考にしてみてください。

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お線香にまつわる豆知識

杉線香と香線香

これだけで終わってしまうとブログがあまりに短いので、せっかく読んでくださった皆様のためにお線香にまつわる豆知識をお伝えしようかと思います。

お線香は大きくわけて、杉線香と香線香というものがあります。

 

杉線香は、杉の葉が主原料でお線香に粘りが少なく、すぐにパキパキ折れてしまいます。

そして煙がモクモクと出やすいのが特徴になります。

 

香線香は、粘り強く折れにくいです。そしてさまざまなフレーバーの香りを楽しめるのが特徴です。

ビャクダンやラベンダー、コーヒーにスイカなど、ほんとうに驚くぐらい多種多様な香りのお線香があります。

若干、火が着きにくいです。

by カエレバ

 

ご先祖様はお線香の香りをお召しになる

なぜお線香をお墓や仏壇であげるかと申しますと、ご先祖様の好物だからです。

私たち人間は、食事をいただいてそれを栄養として生活をしていますが、ご先祖様は【香り】をいただいているのです。

だから、お線香をあげることが大切になります。

 

先ほど、杉線香と香線香の話が出ましたが、杉線香の方が煙がよく立ち昇ります。

室内だと、煙がモクモクし過ぎて視界が白くなり、咳き込んでしまったりしますが、屋外であれば見栄えがします。

杉線香のパッケージなどをよく見ると、【お墓参り用】と書かれていることがありますが、それは、煙が良く出ることが理由になっています。

お線香に火を着ける時は蝋燭がベスト?

これは最近、私がお線香に火を着けまくってきた中で気がついたことなのですが、お線香に火を着けるのには蝋燭がベストなのではないか?と思ったのです。

なぜそう思ったかと申しますと、ライターやガストーチで火を着けるのは何か味気ない。

 

わざわざ蝋燭に火を灯して、そこからお線香に火を着ける。

そこに情緒があり、儀式としての意味が深まり、先祖供養としても相応しいとそう思うようになりました。

 

これは勝手な自己満足です。

だけど、蝋燭はずっと昔からあるものです。ほんのりとした明かりで、風邪でゆらめき、心に響くものがあります。

なので蝋燭で火を着ける行為が、何か特別なものであるように思うのです。

by カエレバ

 

ということで私の案に共感する方は、ぜひぜひ蝋燭でお線香に火を着けてみてください。

ちょっとしたこだわりであり、自己満足の世界ですが、でもご先祖様も喜んでくれるようなそんな気がするのです。

 

お墓参りは、お参りする人の気持ちがとても大切になってきます。

そういった意味でも、ちょっとした工夫ですが、蝋燭で火を灯すのはいいと思います。

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お線香のあげる方向で正しいのは左

お線香の豆知識も踏まえて、いろいろと書いてきましたが、お線香のあげる向きで正しいのは左側になります。

お線香の煙が立ち上る方、火を着けた方向を左にして置く。

 

これは右利きの多い日本人は、右手でつまむようにしてお線香を持ち、そのまま置くと自然に左側にきます。

なので、この一連の動作をイメージしておいてください。

何度かイメージすると、そうそう忘れるものではなくなると思います。

 

仏事は、日常生活の中で何度も繰り返して行うものであり、人前でもやるものです。

もし間違えてしまうと「あの人は常識がない!」と恥ずかしい思いをすることにもなりかねませんので、ぜひしっかりと覚えてくださいませ。

それでは、本日はここまで。

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この記事を書いた人

中野良一のアバター 中野良一 羽黒石材工業㈱営業部長

1級お墓ディレクター・1級土木施工管理技士
見に見えない存在であるご先祖を「見える化」した【いのちの積み木】→http://senzo.inotinotsumiki.com 雪のように白くてキレイな【淡雪五輪塔】のプロデュース。

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