【補修はできるの?】ジャンカの原因と対策、できてしまった場合の対応について

生コンを打設する上で、もっとも怖いのは「ジャンカ」です。

ジャンカは骨材となる砕石が豆のように見えることから豆板とも呼ばれます。

見た目が著しく悪く、素人目にも施工不良が明らかです。

なかの
こんにちは、1級土木施工管理技士のなかの(@ryoryoly)です。

監督として土木工事に多く携わってきましたが、1度だけ目立つジャンカができてしまったことがあります。

構造物としては少し複雑だったのですが、言い訳になりませんし、会社にも迷惑をかけてとても落ち込みました。

 

それ以来、まずジャンカにならない生コンの打ち方を念頭に置いて施工をするようになりました。

ということで、恐怖のジャンカに対応するための施工方法について説明していきます。

そして、ジャンカを出してしまって頭を抱えている方のための対処方についてもご紹介します。

 

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醜いジャンカはコンクリートの強度も低くなる。

ジャンカは、別名「豆板」とも呼ばれ、ぶつぶつと骨材である砕石があらわになった様子は、素人目に見てもあきらかに施工不良です。

骨材(こつざい、aggregate)とは、コンクリートやアスファルト混合物を作る際に用いられる材料である砂利や砂などのことを言う。 コンクリートの場合、主にセメントと骨材と水を混合して造られるが、骨材は体積比で7割程度を占める。

参照:Wikipedia

コンクリート ジャンカ

参照元:https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp

こちらの写真は、現場打ち擁壁のジャンカですが、水抜きのための塩ビ管が邪魔をして、上手くセメントが行きわたらないためにできてしまっています。

対策としては、塩ビ管の位置を端ではなくて、もっと考えて決めること、それと、塩ビ管周辺は念入りに振動を掛けること、具体的には、型枠の外部から振動を与える壁型振動機を利用するか、トンカチでトントンと叩けばセメント成分が行きわたるようになります。

 

このようなジャンカは、見た目が悪いだけでなく、セメントが行きわたらないので強度も落ちます。

細心の注意を払って施工しなければなりません。

 

ジャンカ(豆板)の発生原因

ジャンカの発生原因には、以下のようなことが考えられます。

  • 高い場所から生コンを打設した際の材料の分離。
  • 振動棒(バイブレーター)による締固め不足。

 

ジャンカができやすいのは、配管や鉄筋が込み入っている場所。

薄い壁だったり、コンクリートの落下高さが高いと起こりやすくなります。

 

ジャンカ(豆板)の予防方法は?

コンクリート ストックヤード

鉄筋コンクリート造の砂や砂利を保管しておくためのストックヤードです。

3mを超える構造物で、高い位置からコンクリートポンプ車による打設が必要になります。

けっこうキレイに打つことができていますね。

このように背の高い構造物になると、ジャンカができる確率も高まり、けっこう神経を使います。

 

鉄筋と型枠の間に砕石がハマると、そこに砕石がドンドン重なり、セメント分がそこから先に行きわたらなくなります。

なので、しっかりと振動棒(バイブレーター)やトンカチで、振動させて砕石を下に落としてやることが必要になります。

 

また、先行材としてモルタルを少量打設することも有効です。

セメント分が下に行かないのであれば、先に打ってしまえばいいのです。

 

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ジャンカ(豆板)を補修できる方法がある?

ジャンカの補修材として豆つぶしというものがあります。

コンクリートの補修で一番困難なのは、色が合わないことです。

コンクリートの原料となるセメントは製造会社によって色が違い、合わせることが難しいです。

このジャンカ仕上げ材は、調色ができて、補修箇所の色を周囲に合わせることができます。

 

ただし、経験上、正確に色を合わせることは、とても難しいです。

ネットで調べてみると、専門のリペア屋さんもいるので、依頼するのもいいかもしれません。

ただ、ジャンカを起したという事実は変わりませんので、なるべくお世話にならないようにしたいものです。

 

お墓の基礎工事でジャンカが出る?

私は、土木技術者ですが、石屋でもありお墓の基礎工事にも多く携わっています。

お墓の基礎工事に関しては、ジャンカを心配したことはありません。

茨城県では、お墓の基礎工事は、ベタ基礎が当たり前で、墓所全面に豆腐のように基礎を打設します。

なので、生コンの材料が分離するようなこともなく、全面に行きわたります。

 

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まとめ

ということで、ザックリとジャンカの怖さと、原因、対策について書いてきましたがいかがでしたでしょうか?

背の高い鉄筋コンクリート構造物の場合には、ジャンカが出ないように意識して施工をすることが必要になります。

 

また、どうしてもジャンカができてしまった場合には、ジャンカ仕上げ材もあります。

ただ、色合わせをして違和感がなく補修するのは、時間が掛かり困難です。

なるべく頼らないような施工を心がけたいものです。

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