お墓の納骨堂(カロート)に対する消費者の疑問・質問を【ランキングベスト10】にまとめてみたよ!

遺骨を納める場所である納骨堂(カロート)ですが、ブログを書いていると一般的な悩みからマニアックな相談までブログを書いているとけっこう質問が来ます。そこでお墓の納骨堂に関する疑問・質問をランキング形式でまとめてみました。

なかの
こんにちは、1級お墓ディレクターのなかのFacebook Twitter自己紹介)です。

YouTubeデビューしたこともあり、お墓に関する事、石に関する事を初心に戻って1つづつ説明しています。

今回は、大切な故人の遺骨を納める納骨堂(カロート)についての紹介です。

最近は、ネットでも納骨堂内部の水の問題が取りざたされるようになり、消費者の関心も高まっています。ほんと思いもよらないバラエティに富んだ質問が来て驚かされることも多いです。

それだけ消費者がご先祖様を大切に思われているということであり、私たち石材店はその疑問に応えていく義務があると強く感じています。

尚お墓の構造や施工は、全国で特色があり、私が挙げている例が全てに当てはまるわけではありませんので、その点はご了承お願いいたします。

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消費者の皆さんの納骨堂に対する疑問・質問

納骨堂の疑問・質問ランキングベスト10(おはかのなかのブログ調べ)

  1. 雨水が納骨堂に入らないようにするのにはどうしたらいいの?
  2. 頼んだ石屋のコンクリート基礎に穴が開いてるんだけど欠陥?
  3. 地下カロートや地上(丘)カロートって何?
  4. 納骨堂に換気口を設けたい!
  5. 御影石製とコンクリート製のどっちを採用したら良いのか悩む。
  6. 下から水が湧いてくる!!!
  7. 誰でも簡単に納骨ができるように扉を付けたい!
  8. 納骨堂の中に仏像を置いたり、蓮の花を刻んでも大丈夫?
  9. どう工夫しても絶対に納骨堂の内部に水が溜まるんだけど?
  10. 磨いた石と磨かない石(切削)だと、どっちが納骨堂に相応しいのか

1つづつ説明していきます。

①雨水が納骨堂に入らないようにするのにはどうしたらいいの?

質問者
納骨堂に雨水が入ったら嫌よね。

確かに、納骨堂は大切な故人やご先祖様が永眠されているところです。雨水が入ってくるのは申し訳ないし、あまり良い印象はありませんよね。

納骨堂に雨水が入らないようにするのにはどうしたらいいのでしょうか?納骨堂は、芝台と拝石という2つの部材で上部を覆われています

芝台に関しては、なるべく1枚石にすること。施工条件や使用石種によってはやむを得ない場合がありますが、2枚や4枚にするとどうしても隙間から雨水が浸入しやすくなります。

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拝石については、芝台との接点から雨水が浸入する可能性があります。コーキングで塞ぐことが多いですが、最近では、独自技術で納骨堂に水が浸入しない構造を取り入れている石材店もあります。

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②頼んだ石屋のコンクリート基礎に穴が開いてるんだけど欠陥?

お墓 基礎工事
質問者
なんでコンクリート基礎に穴が開いているんだ!

この穴には、とても深い意味があるのですが、知らないと何で勝手に穴を開けているんだと疑問に思うかもしれません。

最近のお墓は、ベタ基礎で施工することが多いです。ベタ基礎とはベタ~~~っとお墓全面に生コンを打設することで、石が乗るところだけに生コンを打つ布基礎よりも一般的に地盤沈下や地震に強くなります。

写真を見ると大きく2種類の穴が開けられていることが分かるかと思います。1つ目は、鋼製型枠で長方形に、もう1つは塩ビ管で円形に4カ所。これはそれぞれに意味が違い。鋼製型枠は、納骨された遺骨をいずれ土に戻すための場所であり、塩ビ管は、お墓の内部に侵入した雨水を地下に逃がすための水抜き穴になります。

お墓の漢字を見ると土を覆うような形になっていますが、遺骨はいずれ土に返すものとされています。それが語源からもわかるのですが、この穴は実はとても重要なものであり、欠陥どころか大切なものになります。

水抜き穴に関しては、お墓の内部に水が浸入しないように上部で塞ぐ構造の場合には、設けない場合もあります。

③地下カロートや地上(丘)カロートって何?

納骨堂は、GL(地上の高さ)との比較から以下の3つに分類されます。

  • 地下カロート:納骨堂が地面以下にある場合
  • 半地下カロート:納骨堂が半分地下にある場合
  • 地上(丘)カロート:納骨堂が完全に地上にある場合

以前は、地下カロート及び半地下カロートが多かったのですが、最近は地上(丘)カロートのお墓が増えてきています。

理由は、地面より下に納骨堂があると水分が溜まりやすいから。納骨堂をできるだけ清潔に保つには地上カロートの方が管理しやすいのです。

ただし、これは霊園・墓地の施工条件にもより、例えば最近の霊園に多い芝墓地だと、お墓を低く建てることが定められているので、最初から地下カロートしか選択肢になかったりします。

④納骨堂に換気口を設けたい!

今までの流れの中で、納骨堂に雨水を入れたくない、できるだけ清潔に保ちたいというニーズがあることを感じていただいていると思いますが、実は、上からの雨水の侵入を防止しただけでは、納骨堂への水分の侵入を防いだことにはなりません。

それは、例えば住宅に屋根が付いていても室内に湿気が溜まるようなもので、季節によってはどうしても納骨堂内部に湿気が溜まります。その湿気を外に逃がすために設けるのが換気口になります。

お墓の納骨堂や外柵に穴を開けて換気口を設置して、そこから湿気を逃がす仕組みです。お墓の正面に付けると嫌がる方も多いので、横や後ろから逃がす方法もあります。

⑤御影石製とコンクリート製のどっちを採用したら良いのか悩む。

納骨堂には御影石製だけでなく、安価なコンクリート製の納骨堂もあります。もっと言うと、基礎を30㎝とか厚く打ってカロート替わりにされる石材店もいらっしゃいます。

個人的には、納骨堂はご遺骨を安置する場所であり、御影石オンリーにしてもらいたいところですが、コンクリートカロートという選択肢も確かにあります。コンクリートは御影石と比較して圧縮強度が弱く、内部のワイヤーメッシュが中性化により100年単位ではサビるので、脆くなります。

なのでお墓の納骨堂は先祖供養という意味合いだけでなく、耐久性を考えても御影石を採用すべきだと思います。

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⑥下から水が湧いてくる!!!

地形によっては、地下水位の高い墓地があります。そうなると例え地上カロートであったとしても遺骨を土に戻す穴に水が溜まりやすくなります。

また、地盤が粘土質な土地も雨が降ると水が抜けにくかったり、丘陵地の墓地で地価が水道になっている場合もあります。

これに関しては、なるべくそういう墓地を選ばないという最初の選択の問題になってきます。でも見た目で判断できない場合があるんですよね。地下のことなので目で見えるわけではありません。

⑦誰でも簡単に納骨ができるように扉を付けたい!

納骨堂には扉を開けて、横から入れられるタイプがあります。南京錠をかけて普段は空けられないようにしてあります。

これだと、納骨の際に石屋さんに頼まずに施主さんが容易に自分でできるので、後々の管理も楽になります。

⑧納骨堂の中に仏像を置いたり、蓮の花を刻んでも大丈夫?

稲田石 納骨堂 カロート

昔の古墳の石室内には、壁画が描かれたり装飾品が置かれたりしていました。それと同じように納骨堂内部を故人やご先祖様の冥福を祈るために仏像や蓮の花などを刻みたいというニーズがあります。

これは、もちろんオッケーです。その他にも故人を想って書いた写経を入れたり、石に般若心経を書いて入れることもあります。

⑨どう工夫しても絶対に納骨堂の内部に水が溜まるんだけど?

稲田石 納骨堂 カロート

水はけの良い土地で、換気口を開けて、上からの水の侵入も完璧にシャットアウトしているのに納骨堂内部に水滴が落ちた後があるという話がありました。それは、納骨堂内部にある遺骨を土に戻す穴から湿気が上がってくるからです。

コンクリート自体が吸湿性のある物質になります。住宅を建てる際にはコンクリート基礎の下に透湿防水シートを張ります。そうして地下から上がってくる水分をコンクリートに吸わせないようにしますあが、お墓は穴が開いているので構造的に防げません。

また湿度が高い時期だと石との温度差で結露ができる場合があります。

これの対策として、中には墨やシリカゲルを入れて調湿をされようとされている石屋さんもいらっしゃいますが、私はもう少し湿気に対しておおらかでも良いと思っています。自然のことですし、ご先祖様もそこまで考えてくれているだけでとても喜ばれていると思います。

⑩磨いた石と磨かない石(切削)だと、どっちが納骨堂に相応しいのか

最初に、この質問を聴いた時に、納骨堂内部で外から見えないのでコストカットのために切削しただけの石でも問題がないのか確認をしたいのだと思いました。だけどよくよく聞くと、切削した石肌の方が結露を吸いそうなので、調湿効果がありそうだとのこと。

どこかの石屋さんが言っていたのか、はたまた質問をされた方が考えついたのかわかりませんが、確かにそういうこともあるかもしれないなと感じました。鏡面よりは水を吸うでしょう。だけど、調湿の効果がいかほどかはわかりません。

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納骨堂に対する疑問・質問をまとめた感想

納骨堂に関する消費者の疑問・質問をまとめてみました。思ったのは、納骨堂を清潔に保ちたいというニーズがあるということ。私は、ブログで細かく書いているからか、ほんとうにマニアックな質問まできます。

それだけ、お墓を購入する際に、真剣に考えているということであり、私たちも真面目にそれに応えていかなければならないと感じています。

こちらの内容はYouTubeにもアップしています。

1級お墓ディレクターの「なかの」はこんな人ですよ。
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