お墓と言えば、和型墓石が主流でしたが、近年、洋型墓石が少しづつ増えてきています。
今日は、そんな選ばれる理由と洋型墓石のメリットについて書いていきます。
洋型墓石のメリットは、ずばり。
- 明るいイメージがある。
- 耐震性が強い。
- 価格が安い。
の3っつです。洋型墓石は、和型墓石と比較するとデザイン性に柔軟があり、文字も好きに選ぶことができます。
目次
洋型墓石が選ばれる理由
①明るいイメージがある
お墓と聴くと、何となく暗いイメージを持つ人も多いかもしれません。お墓は亡くなった方を埋葬する場所であり、生とは対極にあります。そこに和型墓石のイメージを重ねて、どちらかというと明るく感じる洋型墓石を選ぶ方もいらっしゃいます。
確かに洋型墓石は和型墓石と比較すると赤やピンクなどの少し明るい色が採用されることが多くデザインも豊富です。また花を装飾として墓石に彫ったり、刻む文字も自由なものが多いです。
②耐震性が強い
日本は、地震大国です。地震とは縁を切りたくても切れない関係で、お墓を建てる際にも悩まされる部分になります。
洋型墓石は、和型墓石と比較すると横に広がり背も高くないので、耐震性が確保できます。これは実際に茨城県に住んでいて東日本大震災を体験した私からしても頷けるもので、お墓での被害は確かに洋型墓石の方が少なかったです。
そんなこともあり、耐震性の意味から洋型墓石を選ばれる人も多いです。
ただし、和型墓石だと地震の際に不安だということでもなく、キチンとした施工をすることで、十分に耐震性は確保できます。
③価格が安い
『地獄の沙汰も金しだい』とは言いますが、お金がないと何もできません。お金は大切なものですが、節約するために洋型墓石を選ばれる方も多いです。
特に、バブルが弾けて高度経済成長が終えてからデフレが長く続き、日本の経済は落ち込んでいます。そんな中で、将来の不安もありお墓にお金を割くことが難しくなってきているのも現実です。
洋型墓石は和型墓石と比較すると使用する石の量が少なくなります。墓石の価格は使用する石の量に左右されるので、当然洋型墓石の方が価格が安くなります。ただし凝った加工が施されている場合には話が異なります。
洋型墓石の普及には地域性がある?
そんな洋型墓石ですが、建墓されるのが多い地域と少ない地域があります。どちらかというと東日本で洋型墓石が立てられる割合が多く、西日本ではまだまだ和型墓石が優勢な傾向にあるそうです。
これは、超ざっくりと分けただけであって、東日本と西日本の中でも地域差がありますが、大まかにそんなところらしいです。
洋型墓石は中国産を選ばれる傾向にある?
これもざっくりとした傾向ですが、霊園を見て歩くと、洋型墓石は中国産が多い傾向にあるように感じます。それは洋型墓石がピンクや茶色などの色も含めて明るい色を好むこともありますが、曲面を多用したモデルが多いということも影響しています。
加工賃が安い中国産墓石では手間の掛かる曲面加工を多用しても価格を抑えられるというメリットがあります。
反対に、和型墓石は国産の割合がまだまだ多いと感じます。
まとめ
洋型墓石が選ばれる理由について、ベスト3形式でまとめてみました。大まかに言うと、洋型墓石は明るいイメージがあり、耐震性があり、価格が安いということです。
個人的な意見を言わせていただくと、和型墓石の方が好きです。それは、中野家のお墓が和型だからで、親しみやすいという理由からです。石屋の私にはお墓を暗いとか怖いとか感じる感性はなく、むしろ安心してほっとします。
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1級お墓ディレクターの「なかの」はこんな人ですよ。
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