【塗り壁施工】ジョリパットをお金も手間も掛けずにDIYする方法とは?

ジョリパット 塗り壁施工

素人がDIYでアイカ製のジョリパットを施工する。

これって真面目にやるとけっこう敷居が高いんです。

なかの
こんにちは、1級土木施工管理技士のなかの(@ryoryoly)です。

ジョリパットは塗り壁に使用すると、とてもキレイで質感も良いです。

だけど、難点が。

ベタベタでドロドロで非常に扱い難いんです。

 

ジョリパットの最大の難点は、施工がしにくいことです。(あと、微妙に高額)

何度か現場で施工監督をしてきたけど、慣れている職人じゃないと、難しい。

でも、なんちゃってジョリパット塗り壁施工ならば、比較的安価で手間もかからない割に、それなりに見栄え良くできるんです。

 

ということで、私が実家のブロック塀に施行をした工程を紹介していきます。

ちなみに施工後10年近く経ちますが、さほど問題はありません。

 

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ジョリパットはまともに塗ろうと思ったらお金も手間も大変!

これから書いていくことはハッキリ言って邪道です。

お金も手間も掛けずに、それっぽくジョリパットを塗ってしまおうという裏ワザ的な方法になります。

 

ジョリパットって案外高いんです。

1缶8000円程度で、施工面積は7m2ぐらい。

これは、なかに入れる寒水などの骨材によっては施工面積が減ります。

寒水をジョリパットに練り込むと表面が凸凹に仕上がりボリュームが出て質感が良くなります。

陰影も出てカッコいいのですが、1缶当たりのジョリパットの施工面積が 少なくなります。

また、撹拌機で混ぜ合わせる手間もあり、ドロドロベタベタなジョリパットは扱いにくくて大変です。

 

そんなにジョリパットは扱いにくいの?と思われるかもしれません。

あなたが思っているよりも10倍は扱いにくいです。

 

さらに、ジョリパットのパターンによっては、専用のローラーも必要になります。

ジョリパットをまともに塗ろうとすると初期投資や施工が大変なので、なるべく端折ってしまいます。

でも、ちょっとした塗り壁なら十分それっぽくなってしまうのです。

 

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目次

ジョリパットをなるべく簡単にお金を掛けずに施工する方法

ジョリパットを簡単に施工をする方法ですが、もう金コテで全部塗ってしまうんです。

なんだそりゃ?と思われるかもしれませんが、その方がジョリパットが伸びますし、1缶当たりの面積も増えます。

高価なジョリパットを効率良く利用することができます。

ジョリパット 塗り壁施工

こちらが、ブロック塀に塗ったジョリパット。

注意していただきたいのは、下の方が少し剥げてきています。

 

ジョリパットは水分を含む部分には向きません。

地面に触れる部分は水を吸い上げてしまい、その部分は剥がれてしまいます。

なので、下から20cm程度は塗らない方がいいです。

それでは、簡単なジョリパットの施工の手順を紹介していきます。

 

簡単ジョリパットの施工手順

ジョリパットの施工手順は以下の通りになります。

  1. ブロック塀を高圧洗浄機で洗う
  2. 目地を潰す
  3. シーラー(下塗り材)を塗る
  4. ジョリパットを施工する

 

私が施工したブロック塀は、20年ほど経つもので、コケが生え埃や汚れが付いていました。

これらは、ジョリパットの剥離の原因になるので、高圧洗浄機などでキレイに洗浄する必要があります。

なので、ブロック塀を建てたばかりで、まだキレイな場合には不要な工程になります。

ジョリパット 塗り壁施工

次に本来であれば、ブロック塀に下地となるモルタルを薄く塗ります。

今回は、簡易的なジョリパット塗り壁なので、目地だけを平らにモルタルを施工しました。

どうしても下地の凹凸はジョリパットの表面に現れてしまいます。

気になる方は、きちんと全面をモルタルで塗って下地をつくった方がいいかと思います。

 

次にシーラー(下塗り材)を塗ります。

これは、ブロック塀とジョリパットの接着を強くするために必要です。

ジョリパットには専用のシーラーがあるのですが、ちょっと高いので、ホームセンターで手軽に入手できるものにしました。

ジョリパット 塗り壁施工

そして、ひたすらジョリパットを塗っていきます。

薄く塗ると施工面積が伸びるのですが、あまり薄すぎると下地が透けて見えてしまいます。

ほどほどのラインで、きれいに塗ることを心がけます。

 

あとは、適当にコテで扇形などのパターンに塗っていきます。

骨材が入っていないので、立体感は今一でませんが、それでもそれっぽく形になります。

ジョリパット 塗り壁施工

ジョリパットの施工単価は、業者に頼むと1m2辺り3500円~4000円ぐらいだそうです。

ここまで読んで、やっぱりキチンとした施工をしたいということであれば、頼んだ方がいいでしょう。

 

ジョリパットを長くキレイに見せるコツはこちら。

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まとめ

ということで、ザックリと簡単なジョリパットの塗り壁施工方法を紹介してきました。

この方法は、何度かプロの施工方法を見ていて、自分がDIYでやるために手間をかけず安く済ませるためにあみだしたものです。

なので、万人に勧められるものではありません。

 

やっぱりプロのジョリパット施工は全然違いますし、もっとずっと高級感もでます。

ただ、その分高額にはなりますので、そこをどう考えるかです。

今回のブロック塀は、面積も広くてしみじみと見る場所でもありませんでした。

それでも、自分では十分過ぎるぐらい見た目が良くなったと感じています。

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この記事を書いた人

中野良一のアバター 中野良一 羽黒石材工業㈱営業部長

1級お墓ディレクター・1級土木施工管理技士
見に見えない存在であるご先祖を「見える化」した【いのちの積み木】→http://senzo.inotinotsumiki.com 雪のように白くてキレイな【淡雪五輪塔】のプロデュース。

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