生前墓(寿陵墓)を建てると早死にするって本当?

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石屋をやっていてちょこちょこ耳にするのが『生きている内にお墓を購入すると早死にする』という話。

生前に購入するお墓を生前墓、もしくは寿陵墓とも呼んだりしますが、果たして縁起が悪く、不幸が起こるというのは本当の話なのでしょうか?

なかの
こんにちは、1級お墓ディレクターのなかのFacebook Twitter自己紹介)です。人生の終末を考える終活という言葉がありますが、生きているうちに自分が入るお墓を探す方はけっこういらっしゃいます。

中には『単なる迷信だよ!』と一刀両断におっしゃる方もいるかもしれませんが、お墓を建てたらすぐに亡くなってしまったというケースは現実的にあります。

ということで、ちょっと真面目に生前墓(寿陵墓)を購入すると早死にするって本当なのかどうか考えてみたいと思います。

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生前墓(寿陵墓)を購入すると早死にするって本当?

さてさて、生前墓(寿陵墓)について考察をしていきますが、終活の影響もあってか生前にお墓を探される方も増えてきているように感じます。以前、室内納骨堂を見学させていただいてYouTubeにもアップしたことがありますが、その際に所長が『6割ぐらいが生前に購入されている』とおっしゃっていました。

実際にどのぐらいの割合の方が生前墓(寿陵墓)を選択されているのかと申しますと、鎌倉新書の消費者全国実態調査によると2017年には約20%の方が生前にお墓を購入されているそうです。

地域差はあると思いますが、日本全体で2割もの方が選ばれれいるという事実は、けっこう大きいですよね。

さてさて、ここで問題になってくるのが、実際に生前墓(寿陵墓)を購入された方々が不幸に見舞われたのかということです。まるでお墓を購入すると呪いかなにかをかけられるかのような話ですが、結論から申し上げますと、そんなことはありません。

生前墓(寿陵墓)を購入すると早死にする理由とは?

ちょっとここで実際に聴いたことのある生前墓(寿陵墓)を購入すると縁起が悪く、早死にする理由について紹介していきます。

  • お墓を建てるとあの世に片足をつっこむようなものだから。
  • お墓そのものが縁起の悪いものであり、生きているうちに建てるものではないから。
  • 親戚の〇〇さんが、お墓を建てたら直ぐに亡くなったから。

とまあこんな感じです。私も実際にお墓を建てた方で、すぐに亡くなった方を知っています。その方は旦那さんのお墓を建てて一月で亡くなったので厳密に言うと生前墓とは言えませんが、その事実を知った時にはショックを覚えました。元気なおばあちゃんでしたし、急に亡くなってしまわれたそうです。「ご家族の方はお墓ができて安心しなのかなぁ?」なんておっしゃっていました。

だけどもこれらの理由は、理由であって理由になってはいません。迷信ですね。死は誰にでも訪れるものでありタイミングがいつになるのは誰にもわからないからです。

死を連想するお墓は縁起が悪い

人間は必ず死を迎えます。致死率100%です。誰でも死ぬことが怖く、長生きしたいなぁと思うのが心情だと思います。だけどもお墓を建てるという行為は、もろに自分の死と向かい合う行為でもあります。できれば目を背けたい死、でも避けて通れないものを目の当たりにするのは少なからずストレスになります。

死を象徴するお墓は縁起の悪いものであり、生きている内に購入するものではない。そんな理由と結びつくのも何となくわかる部分もあります。

だけども実は生前にお墓を建てることが縁起が良いという話があります。今までの話と真逆ですよね。それを寿陵と呼びます。

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寿陵がめでたい理由とは?

寿陵とは生前にお墓を建てることを言います。寿陵墓を建てると「長寿」「子孫繁栄」「家内円満」の3つの果報を招くので縁起が良いそうです。

もともと中国で始まったもので、1974年に発見された兵馬俑が「20世紀最大の発見」と世界を驚かせましたが、その秦の始皇帝をはじめ歴代の皇帝は皆、寿陵墓を建てています。日本においても聖徳太子や天皇家も寿陵を建てていたことが日本書紀などの古い書物に記されています。

とまあこんな感じなのですが、こちらの説はまんざら迷信でもありません。オプティミストの方が長生きできるそうですが、死を恐れるよりも死を受け入れて楽しく生きた方が良いですし、寿陵を建てるために家族でお墓について話合うのは家庭円満にもつながります。そして子孫がお墓を大切に思い子孫繁栄につながる可能性もあります。

縁起が悪いとネガティブに受け止めるよりも、縁起が良いものなのだからとポジティブに捉えた方が絶対にいいです。精神衛生上良いし、長生きの秘訣です。

生前墓(寿陵墓)のメリット

先ほどの話も含めて生前墓(寿陵墓)のメリットをダーっと上げていきます。

  • 人生100年時代に死とポジティブに向かい合える
  • 相続税対策になる
  • 家族との仲が良くなる
  • 納得のいくまで選ぶことができる
  • 亡くなってから慌てなくて済む

だいたいこんな感じです。人生100年時代と呼ばれるようになって久しいですが、元気な高齢者が増えると老後の時間が長くなります。その老後をどう過ごすか、どう充実させていくのかは各々の自由なわけですが、そんな中でお墓を建てて『これが自分が入るお墓か~』としみじみするのも案外悪くないと思うのです。

また生前墓(寿陵墓)を建てた際におススメなのは、実家のお墓から土を持ってきて入れたり、ご自身でありがたい写経を書いて入れてみることです。よくお墓を建てると自分の代から始まるとおっしゃる方がいらっしゃいますが、自分の命はご先祖様から受け継がれてきています。なので土だけでも入れることに大きな意味があります。

これって考えてみると当たり前なんだけど、けっこうご先祖様まで考えが至らない方も多いので、ぜひおススメさせていただきます。

生前墓(寿陵墓)にはデメリットはないの?

生前墓(寿陵墓)のいい話ばかり続いてきたのでデメリットの話もさせていただきます。箇条書きで。

  • 公営霊園だと生前墓を建てられない多い
  • 維持費が余計にかかる
  • 家族とトラブルになる場合もある

民間霊園や寺院墓地では、問題のない場合がほとんどですが、公営霊園だと遺骨がないと受け付けてくれないところがほとんどです。また早く建てる分だけ墓地の管理料などの維持費が多く掛かることになります。また家族とろくに相談をしないで決めてしまうと『なんでそんなお墓を購入したの~』とのちのちトラブルになる可能性もあります。

動画でも面白おかしく話をしているのでお時間のある方はぜひどうぞ(^.^)

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生前墓(寿陵墓)は、死を見つめ家族との時間を大切にするのにいい!!

最後のまとめに入りますが、色々と考察してくる中で、生前墓はご自身の死を見つめ、また家族との残りの時間を大切にするのにいい選択になります。

自分の終末を見つめ直す活動である終活が言われるようになって久しいですが、ある意味で自分が入るお墓を探すのは究極の終活と言っても過言ではありません。

なぜならばお墓は残るものであります。亡くなった後の世界を考え、子孫の幸せを願って建てるものです。

ということで、生前墓(寿陵墓)を検討されている方は、その辺りを念頭において考えてくださると素晴らしいお墓づくりになるんじゃないかなと思います。

ぜひぜひお墓をつくる過程で、じっくりと考えて、納得のされるようにされたらよろしいかと思います。それが生前墓(寿陵墓)の醍醐味です。

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