外構でいう「平板(へいばん)」とは、コンクリートでできた、平たい板状の敷材「コンクリート平板」のことです。安くて、ホームセンターでも手軽に買えます。
こんにちは、1級土木施工管理技士のりょういちです。写真の一部は、佐々木ブロック様にご協力いただきました。
平板とは、コンクリートでできた平たい板状の敷材です。安くて扱いやすく、目地がアクセントになります。
基本は300×300mmで厚さ60mm、1枚約12kg。ホームセンターに多い厚さ30〜35mmの薄い平板は約5kgで、車が乗る場所には使えません。
敷き方は、砕石を締め固め、空練りモルタルか砂を約30mm敷いて平板を並べ、目地を詰めます。

平板(コンクリート平板)とは
コンクリート平板は、工場で作ったコンクリートの平たい板です。鉄筋の入っていない「無筋コンクリート製品」の一つで、日本産業規格(JIS A 5371)にも「平板」として決められています。
シンプルで飽きのこない質感で、玄関のアプローチに使ったり、庭に敷いたり。汎用性が広く、扱いやすく、値段が安いのが魅力です。コンクリート土間だと単調になりがちですが、コンクリート平板なら目地ができるので、アクセントになります。
茶色や赤色、青色などの着色された平板もあり、組み合わせると色の違いを活かした施工もできます。雨水が下にしみ込む透水性の製品もあり、雨水がたまりにくいのも特徴です。
ただし透水平板は、長く使うと細かい土やほこりで目詰まりして、水を通しにくくなることがあります。平板が水を通しても、下の地盤に水がしみ込まなければ水は抜けないので、下地の水はけも大切です。
コンクリート平板の魅力
コンクリート平板は、シンプルで合わせやすく、飽きがこないのが特徴です。また、庭に敷いて風化してくると、アンティーク調っぽい雰囲気を醸し出します。
下の写真は、我が家で使ったコンクリート平板です。円状のパーゴラの内部の床にコンクリート平板をあしらって、周りはコンクリートを打っています。


なんかいい雰囲気になってますよね。風化してくるとそれっぽくなるから不思議です。どちらかというと花がキレイに見えるように引き立てたいので、これぐらいで十分ですね。
しかも、石張りやタイル張りなどと比べて、ずっと低価格になります。
次の2枚は、少し目の粗い透水性の平板を、色違いで組み合わせた施工例です。
通常のコンクリート平板と、表面が粗い透水性のタイプを組み合わせると、表面の違いが質感の違いを生み、同じコンクリート平板でも異なる表情になります。単調になりがちな平板に、アクセントが加わります。


コンクリート平板のサイズと重さ
コンクリート平板はさまざまなサイズが作られていますが、300×300mmの正方形で厚さ60mmが基本です。国の公共建築の仕様書でも、コンクリート平板の厚さは、特に決まりがなければ60mmとされています。
| 大きさ(mm) | 1枚の重さの目安 | 運び方 |
| 300×300×30〜35(ホームセンターの薄い平板) | 約5〜6kg | 1人で持てる |
| 300×300×60 | 約12kg | 1人で持てる |
| 300×600×60 | 約25kg | 2人で運ぶのがおすすめ |
| 600×600×60 | 約50kg | 2人がかり |
| 900×900、1000×1000 | 厚さ60mmなら100kgを超える | 機械が必要 |
厚さ60mmの平板の重さは、コンクリート1㎥あたり約2.3tとして計算した目安です(ホームセンターの薄い平板は、商品に表示された重さ)。300×300×60mmで約12kgなので、DIYでも施工できない重さではありません。300角なら、1㎡あたり約11枚使います。
900×900や1000×1000のような大きなものは、厚さ60mmでも1枚100kgを超えます。人の手で運んで据えるのは危険なので、クレーンなどの機械や専用の道具が必要です。本職に頼むことになります。
600×600mmの平板は、ホームセンターでは店や商品によって扱いが違います。1枚約50kgになるので、買う前に重さと配送、荷下ろしの方法を確かめてください。

ホームセンターに多い厚さ30〜35mmの薄い平板は、商品ページに「重量のかかる場所での使用はできません」と書かれているものがあります。車が乗る場所には使わないでください。車が乗る場所は、メーカーが車両用としている製品を選び、下地の砕石も厚く、しっかり締め固めます。
コンクリート平板の価格(2026年)
2026年10月17日に、ホームセンター・コメリの通販サイトで、平板の値段を調べました(税込み)。
| 商品 | 大きさ | 1枚の値段 |
| カラー平板(レッド・グリーンなど) | 300×300×約35mm・約5kg | 398円 |
| カラー平板(ミルクティーなど) | 300×300×35mm | 418円 |
| 透水平板(レッド・グリーン) | 300×300×約34mm・約6kg | 348円 |
| カラー平板 レッド | 200×200 | 298円 |
300角の平板なら1㎡あたり約11枚なので、1枚398円の商品で、平板代だけで1㎡約4,400円です。10㎡なら約4万4,000円。砕石・砂・セメント・運搬費は別にかかります。実際の枚数は、目地や切る分も見込んで計算してください。
ホームセンターで手軽に買えるのは、厚さ30〜35mmの薄い平板が中心です。厚さ60mmの平板は、建材店や通販で買えます。
こちらは、600×300×60mmのコンクリート平板です。
コンクリート平板の敷き方
コンクリート平板の敷き方は、石やタイルなどと同じように、地盤に砕石を敷いて締め固めてから、砂か空練りモルタルを敷いて並べていくのが基本です。国の公共建築の仕様書(コンクリート平板舗装)の決まりも、あわせて紹介します。
平板の厚さと下地の分を掘り、砕石を敷いて、プレートやランマーでしっかり締め固めます。ここが甘いと、あとで平板が沈んだり、がたついたりします。砕石の厚さは、地盤の状態や使い方で変わります。水たまりができないよう、水を流す向きを決めて勾配をつけます。
平板の下に敷くクッション材は、空練りモルタル(水を入れずにセメントと砂を混ぜたもの)か砂です。仕様書では、歩行者用の通路で厚さ30mm、空練りモルタルの配合はセメント1:砂3(容積比)です。
平板を並べ、叩いて落ち着かせながら、高さと勾配をそろえます。仕様書では、平板と平板の段差は3mm以内とされています。敷き詰めるときは、端の平板がずれないよう、縁石などで押さえます。
目地に砂を使うなら幅3〜5mm、モルタル(セメント1:砂2)を使うなら幅5〜10mmあけて、平板が落ち着いてから詰めます。
また、きっちり敷き詰められる場所だと、インターロッキングのように砂の上に並べて施工することもあります。
あわせて読みたい:インターロッキングとは?値段・種類・デメリットとDIY施工方法
まとめ
平板(コンクリート平板)は、低価格で施工もしやすく、シンプルな見た目がほかの素材を引き立てる敷材です。基本は300×300×60mmで1枚約12kg、ホームセンターの薄い平板は人が歩く場所向きです。
ぜひ、自宅のお庭などに使ってみてはいかがでしょうか。
あわせて読みたい:ピンコロとは?サイズ・種類・価格と花壇・駐車場の施工
コンクリート平板についてよくある質問
- 平板とは何ですか?
-
外構でいう平板は、コンクリートでできた平たい板状の敷材「コンクリート平板」のことです。玄関のアプローチや庭、歩道などに敷きます。
- コンクリート平板1枚の重さは?
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300×300×60mmで約12kgです。ホームセンターに多い厚さ30〜35mmの薄い平板は、商品の表示で約5〜6kgです。
- ホームセンターの平板を駐車場に使えますか?
-
厚さ30〜35mmの薄い平板は、商品ページに「重量のかかる場所での使用はできません」と書かれているものがあり、車が乗る場所には向きません。
- 平板の下は、砂とモルタルのどちらを敷きますか?
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砂か空練りモルタルの、どちらかを使います。国の公共建築の仕様書では、歩行者用の通路のクッション材は「砂又は空練りモルタル」で、厚さ30mmです。
- 300角の平板は、1㎡に何枚いりますか?
-
約11枚です。実際は、目地や切る分も見込んで多めに用意します。
この記事の根拠
私の経験:1級土木施工管理技士。自宅の庭のパーゴラの床に、コンクリート平板を敷いています。
平板の厚さ・敷き方:国土交通省「公共建築工事標準仕様書(建築工事編)令和7年版」の22.8(コンクリート平板舗装)。平板はJIS A 5371の平板、厚さは特記がなければ60mm、クッション材は砂又は空練りモルタルで歩行者用通路30mm、空練りモルタルはセメント1:砂3、目地モルタルはセメント1:砂2、目地幅は砂3〜5mm・モルタル5〜10mm、段差3mm以内。
価格・薄い平板の重さ:コメリの通販サイトの商品ページ(2026年10月17日)。
写真:資料提供 佐々木ブロック様(パーゴラの写真2枚は私の自宅)。


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