先日、スコップにもさまざまな種類があって、穴が開いているスコップも粘土質の土だと便利ですよ~という記事を書きました。
これらのスコップは硬い砂利の層だと『カチーン』と跳ね返されてしまって、歯が立ちません。
実は、硬い砂利の層でも掘ってしまう強力な電動スコップがあるんです!
電動スコップ?
と思われるかもしれませんが、ハンマードリルにアタッチメント方式で取り付けができるスコップがあるんです。
用途は限られますが、カチカチに締まった砕石をザクザクに荒らしたり、通常ツルハシで行うような作業を効率良く行うのに重宝します。
目次
ツルハシを振り回すよりも電動スコップが楽
土木作業員の代名詞でもあるツルハシ。
硬い砂利混じりの土を掘り起こすのに便利で、振りかぶって地面に突き刺し、テコの原理で、ごそっと土を持ち上げます。
振り上げて降ろすという作業を繰り返すのは、けっこう大変で、慣れた作業員でも翌日に筋肉痛になることはよくあります。
そんな時に便利なのが、こちらのハンマードリルに取り付けるタイプのスコップ
振りかぶらずに硬い砂利の層でも振動で入り込んでいきます。
簡単そうに見えますが、ツルハシで同じことをするのは骨が折れます。
ハンマードリルってどんな工具なの?
ハンマードリルは、元々ドイツのボッシュが作ったもので、ドリルが回転してコンクリートに穴を開ける時などに用いられます。
いくつかのアタッチメントを取り付けることができ、ノミを取り付けてハツリ(解体)作業に利用できるタイプもあります。
ドイツ製のボッシュのハンマードリル
モーターの強さに定評のある日立工機製のハンマードリル
安定のマキタ製のハンマードリル
個人的には、マキタが無難なのかな~なんて思っています。
石屋さんは、日立が多い?
スコップのアタッチメントはどんなもの?
さて、肝心のハンマードリルに取り付けるスコップ型のアタッチメントですが、こんな感じです。
ハンマードリルには互換性があって、軸の形が違うと取り付けられないので、注意してください。
このスコップタイプのアタッチメント、けっこうマニアックな商品なので、あまり知られていないと思います。
平ノミタイプであれば、ホームセンターにも普通に売っているので、利用されている方も多いです。
薄く敷いてあるモルタルをコンクリートから剥がす場合に、これ以外は考えられないくらい効果を発揮します。
硬い地面を掘る場合にも十分使えます。
小面積であれば、わざわざ出番が少ないスコップ型アタッチメントを購入する必要はありません。
ただ、面積が多くなると作業効率はかなり変わります。
その場合には、スコップ型を購入した方が無難でしょう。
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まとめ
効率の良い仕事は道具選び。
便利な工具を知っているか知っていないかでかなり作業効率が変わってきます。
今回、紹介したハンマードリルに付けるスコップ型のアタッチメントは、状況によってはこれ以上ないぐらい強力な役目を果たします。
ただし、出番が少ないのが難点で、ちょっとした仕事ならば、平ノミか普通の尖ったノミで十分かもしれません。
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