先が尖っていて、土を掘るのに便利な剣スコップ。体重をかけてテコの原理を応用しながら掘り進むことができるので、コツをつかめば、かなり掘り進むスピードがアップします。
土木現場では必須のアイテムで、通称「ケンスコ」なんて呼ばれています。今日は、そんな剣スコップについておススメの銘柄を紹介していきます。
剣スコップは用途と使う人によって使い分けます。例えば、気軽に車に積んで持ち運びをしたい場合や女性が扱う場合には、小型で軽いものが重宝されますし、土木現場でガンガン土を掘りたい場合には、大きくて重量がある方が作業効率があがります。
その辺りの情報を踏まえて、重量の軽いスコップから紹介していきます。
目次
剣スコップの基本はオールスチール
剣スコップの基本は、鉄製になります。柄の部分が鉄パイプで中が空洞で軽量化しながらも、鉄の硬度で地面に突き刺さります。ステンレス製のスコップもありますが、個人的にはスチール製で十分過ぎるぐらい頑丈だし、過酷な使用にも何年も耐えられます。
土木現場で毎日のように使用していると数年で、先の部分が減ってきて少しづつ短くなっていきますが、そこまで使用されれば剣スコップも本望だと思います。それでは、小型で持ち運びが容易な女性向きの剣スコップから紹介。
因みに木柄の剣スコップもあって、安価ではありますが、おススメしません。何故ならば数年でガタがくるからです。スコップなんて一度買えばそんなに買い替えるものでもないので、丈夫なスチール製スコップを購入した方が間違いないです。
小型のスチール製『剣スコップ』
創業は慶応2年。150年余の歴史がある高儀製のスチールスコップ。元は鋸鍛冶がスタートです。
82×18×8cmの大きさで 0.9㎏と軽く、女性が扱うのにちょうど大きさの剣スコップ。空洞パイプのオールスチールで、頑丈で長く使えます。
車載用にも大き過ぎないので便利です。
兵庫県三木市にある藤原産業の大工道具・園芸道具の刃物のブランド『千吉』82 x 16 x 7 cmで1.08 Kg
スチール製でしっかりとした作り、家庭菜園や花壇のお手入れなどに気楽に使える小型サイズの剣ショベル。
コンパクト設計で女性にも最適。塗装がはがれにくい、粉体塗装処理がしてある。
創業350年。土木屋さんにお馴染み安心・安定の浅香工業製の金象印のスコップ。昔からスコップづくりに定評のあるメーカーです。
94 x 20 x 7.5 cm スチール 1.3㎏ 、作りがしっかりしているのか他社製品と比較しても大きさの割に重め。大人の男性が使うには少々小さいサイズで、車載用、女性向き、頑丈、庭の手入れ用。
GARDEN FRIENDS製の剣型スチールスコップ 98.5*24*11cmで1.57㎏
安価な割にしっかりしていることで定評があります。
土木現場などで男性がガンガン掘るのにおススメな剣スコップ
970×232×292㎜で1.8㎏ 、土木現場でもガンガン活躍できます。現場使いにはおススメ。ちょっとしたツルハシ替わりにもなる頑丈さです。
ステンレス製のスコップはどうなの?
私は、ずっと現場で剣スコップを扱ってきましたが、正直ステンレス製のスコップは扱ったことがありません。
ただ、価格が通常の剣スコップよりも1000円ほど上乗せになるし、購入された方の話を聴くと、スチール製と比較してそこまでのメリットは感じられないとのことでした。
スチールのスコップで十分過ぎるぐらい持ちますし、過酷な条件でも問題なく扱えます。稀に車両やバックホウで踏んでしまって壊れることがありますが、それはステンレス製でも同じでしょう。
なので、私の独断と偏見もありますが、ステンレス製スコップは必要なく、スチール製で十分です。
まとめ
剣スコップは、先が尖っていて土を掘るのに適した形になっています。スチール製、木柄、ステンレス製とありますが、頑丈さとコスパを考えてスチール製をおススメします。
また、剣スコップを購入される際には、用途を考え車載するのであれば小型のものを買う必要が出てきます。それに、大きなスコップだと男性であれば一気に土を掘ることができるので良いのですが、女性だと体と比較して扱いにくくなります。あらかじめ小型の剣スコップを購入されることを検討した方がよろしいでしょう。
1級土木施工管理技士ーの「なかの」はこんな人ですよ。
自己紹介・プロフィール
こんな会社に勤めていますよ。
羽黒石材工業株式会社
お墓についてご相談したい方はこちらにどうぞ。
お問い合わせ
コメント