墓じまいやお墓の改装の際に、処分することになった古い墓石。
お墓のリメイクという形で再利用してみたいと思いませんか?
石には魂が宿ると考えて、ご先祖様を祀っていた墓石を新しく生まれ変わらせる彫刻家さんがいます。
数々の名作を残されている茨城県桜川市在住の浅賀正治先生です。
私は、今『ご先祖様の大切さ』を伝えるクラウドファンディングの実施に向けて動いていて、石の産地茨城を代表する彫刻家である浅賀先生にも協力をお願いしに行きました。
そこで提案していただいたのが、お墓のリメイク。
浅賀先生の心あたたまる作風も相まって『ご先祖様を大切にする』今回の企画にピッタリの内容でした。
ほのぼのした浅賀先生の石彫刻は心を癒す力がある
浅賀先生の石彫刻は、ほのぼのしていて温かみのある作品が多いです。
浅賀先生の作品は、リピーターが多いそうです。
こういった石彫刻は玄関先などに置くことが多いのですが、毎日見る度に愛着がわいて、もう一つ欲しくなっているそうです。
お墓をリメイクする際には、作品のイメージを浅賀先生にみせるとイラストにしてくれます。
そこで納得したら浅賀先生の彫刻スタートです。
次の作品は、お墓のお石塔を彫ったものです。
ちょうどお石塔の直方体の形がフクロウを彫るのに適しているんですね。
フクロウの表情が何とも愛らしい。
浅賀先生は、跡継ぎがいないなどの理由でやむなく墓じまいをするようになった場合、このような作品として生まれ変わらせることは、ご先祖様を祀る象徴を残す意味でも素晴らしいとおっしゃいます。
私もそう思います。
なぜ、お墓に石が利用されるのかご存知ですか?
石は古い素材で、人類と共に歩んできました。
地球上には様々な素材がありますが、石は特に魂が宿るものとして特別なものとして扱われてきたからです。
茨城県桜川市の彫刻家 浅賀正治先生について
浅賀先生は、元々山形県出身でしたが、石彫刻を存分にできる環境である石の産地茨城県桜川市に移り住んだそうです。
浅賀正治プロフィール
- 社団法人太平洋美術会会員
- 羽黒石材商工業協同組合会員
- 株式会社綜合美術工房代表取締役社長
- 1985年 第7回ブルガリア・ガブロボ国際ビエンナーレ金賞
- 1987年 第8回ブルガリア・ガブロボ国際ビエンナーレ入賞
- 2004年 ブルガリア共和国名誉証受賞
- 2005年 国際交流基金地球市民賞
国際交流も盛んにされていて、積極的に文化交流もされています。
石の魅力を多くの方に知ってもらいたいというのが浅賀先生の考え方で、石彫刻を体験される方を募集されています。
また、地元の真壁高校で毎週水曜日に、石彫刻の指導をされています。
小型の可愛らしい作品を手掛ける傍ら、大型の巨大なモニュメントも多く残されています。
以前に紹介したローリングストーンのブログで紹介しています。
石彫刻は、作り手に似てくるところがあります。
浅賀先生が作られる作品は、どこか先生の優しい表情に似てきます。
先生の人柄にも触れると、もっと作品も好きになります。
お話好きなので、ご興味のある方は、遊びに行くととても喜ばれると思いますよ。
まとめ
今回は、ご先祖様の大切さを伝えるクラウドファンディングへのご協力をお願いしにお伺いさせてもらったら、お墓のリメイクが企画にピッタリだという提案をしていただきました。
止む無く墓じまいをすることになったけど、ご先祖様に申し訳ないと思われている方は、多いと思います。
お墓のリメイクによって作られた心あたたまる各品は、ご先祖様を思い出す場を残し、そういった方々の心を癒す役目にもなります。
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コメント
コメント一覧 (1件)
[…] ご先祖様を大切にするお墓のリメイク、彫刻家 浅賀正治の心あたたまる作品 投稿日 2017年8月11日 06:58:16 (未分類) […]