茨城県でお墓を建てるのなら『稲田石』について知らないと損をする!

東京駅 稲田石

東京丸の内口を出ると皇居に向かってドーンと広がる石畳。実はこの石畳は茨城県の銘石『稲田石』なんです。

日本の玄関口、そのど真ん中に、惜しげもなく敷き詰められた稲田石。そんな銘石をご自身のお墓にしたら素敵だと思いませんか?

なかの
こんにちは、1級お墓ディレクターのなかのFacebook Twitter自己紹介)です。

白さが基調の稲田石は、とても美しく。東京駅のように石畳だけじゃなく、建築やお墓、モニュメントや鳥居などに利用されています。

茨城県の誇る銘石『稲田石』は、東京駅だけでなく日本橋、最高裁判所、日本銀行など著名な建築物に多く利用されています。稲田石は文明開化のいしづえとなり、日本の屋台骨を支えたブランド石でもあります。

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ところが、茨城県に住まわれている方でも稲田石を知らない方は多くいらっしゃいます。石を利用すること、お墓を建てることは、一生に一度あるかないかのことなので致し方ない部分もありますが、肝心の石材店が茨城県産の稲田石を紹介しない場合があります。

中国産墓石が市場の8割を占める中で、既存の石材店の多くが茨城県産の稲田石に目を向けなくなっているんですね。寂しいことですが。

でも、いかがでしょう?茨城に住む方にとってブランド力があり、郷土の誇りでもある稲田石について知らないのは、大きな損失であると思うのです。なので、この記事では、声を大にして茨城県に在住の方々に稲田石について説明をしていきます。

 

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目次

明治の文明開化のいしずえとなった茨城県産稲田石

最高裁判所 稲田石

最高裁判所(外壁 稲田石割肌仕上げ)

茨城県産稲田石は、低い山から採掘できるのが特徴で採掘がしやすく、埋蔵量も豊富で石質も安定しています。大量消費地である東京に近いということもあり、著名な建築物にも多く用いられてきました。

いわば稲田石は、近代文明のいしずえとなった石であり、茨城県のみならず全国で愛されている石なのです。

 

神聖な場所に多く利用される天皇家ゆかりの稲田石

また、稲田石は天皇家ゆかりの石でもあります。東京駅から皇居に続く石畳もそうですが、明治神宮や天皇家墓所にも利用されています。白さが基調な稲田石は、神聖な石として捉えられています。そのために寺院仏閣でも多く利用されています。

稲田石製の八幡型鳥居と稲荷宮の台石

稲田石は特に鳥居や氏神様として利用されることが多いです。それは見た目でわかるとおり、白さが美しいからですね。御神域にピッタリ合う色味と風格を持ち合わせているからです。

これは、もちろんお墓でも同様で、稲田石でつくられたお墓は、ご先祖さまをお祀りするのに相応しい神聖さを兼ね備えているのです。

 

白く美しく、優美な光沢のでる茨城県産稲田石

茨城県産 稲田石 お墓 墓石

稲田石の特徴は、白くて美しい石目に優美な光沢が出ることです。これはなぜかと申しますと。稲田石を構成する鉱物である長石が白くて、さらに水晶と同じ成分である二酸化ケイ素の割合が多く、磨くと品の良い艶が出るからです。

似たような石目の石に中国産のG655というものがありますが、似て非なるもので、並べて比較をしてみると稲田石はさらに白さが引き立ちの品の良さを感じます。実際の石質でも差があり、稲田石は経年劣化に強いという優れた特性を持ちます。ちなみにG655は、ネオジム磁石がくっつきますが、稲田石にはつきません。一見似たような石目に見えますが、中身は似て非なるものであることがわかります。

稲田石の品質の良さは、科学的な裏付けもあってのことなのです。

稲田石 G655

中国産G655と茨城県産稲田石の比較

 

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茨城県で稲田石を用いてお墓をつくるということ

茨城県産 稲田石 お墓 墓石

そんな郷土の誇りであり、ブランドとしての魅力を持ち合わせた神聖な稲田石を用いてお墓を建てることは、茨城県に住むものならぜひ検討するべきです。

稲田石は墓所を囲い、石塔を載せる役目を果たす外柵として利用されることが多いです。それはご先祖さまが宿る場所であり、いわば聖域である墓所の柵として相応しい石ということでもあります。

安心してご先祖さまが永眠することができる石が稲田石なのです。

 

日本の職人さんがお墓を手がけるということ

茨城県桜川市 羽黒石材工業加工工場

茨城の石材産地には、優秀な職人さんが沢山いらっしゃいます。中国の職人が悪いというわけではありませんが、職人の技術・勤勉さ・丁寧さにおいては、やはり日本人の職人さんが信頼できます。

ましてや同じ茨城県に住み文化も共有している職人さんです。お客様のことを想い、皆さんのお役にたつことを願いお墓をお作りしています。もしその様子を見たければぜひぜひ見学に来てください

全てオープンにして皆様にお見せしています。

最近の中国産墓石については、品質に疑問符がつくところがあります。年々労働単価が上がり生産条件が悪くなる中で、さらなる日本側の値下げ要求があり品質の低下を招きクレームが増えているそうです。

悪性競争で品質が低下

日本の墓石の注文は年々少なくなっています。悪性価格競争の為、より厳しくなっています。日本の卸業者であれ、中国の企業であれ、手っ取り早く注文を取る方法は、値下がりして注文を取
ることです。

「さらなる低価格化」を進む中で、工場側は無理してお客様の低価格に合わせるよう、石をごまかしたり、加工プロセスを省いたりして、品質がどんどん酷くなっています。高品質を守る為にはそれなりのコストがかかります。

悪性価格競争のせいで、高品質を守るのは 先ずありえない話です。多くの工場は価格を抑える為、低品質のものを作ってしまい、クレームが絶えません。

福建省墓石輸出業界2 0 1 8 年1 月~1 0 月 生産経営調査報告書より

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お墓はご先祖さまが永眠される替えの利かないもの

新潟県産草水石(くそうずいし) お墓 墓石 板碑型 銀杏面

私達が、中国に依存をしている部分って多くあります。ただ服や工業製品のようにお墓は簡単に買い換えるものではありません。

洋服ならば、毎日着替えます。毎日違うものを着ます。そこで国産品にこだわる必要もないのかもしれません。でもお墓は違います。お墓はずっとそこにあり、私たちのご先祖さまを祀る場所です。

だから茨城に住む方々には、稲田石をオススメします。茨城の大地で育まれ、茨城の職人が手を加え、そして茨城に住む人のために作られた稲田石のお墓。だから安心して委ねることができ、心が癒やされるのです。

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まとめ

茨城県の誇る銘石である稲田石。東京駅の丸の内口を出て皇居に向かう稲田市の石畳は壮観で、まさにブランド石と呼ぶことができます。また、稲田石は白さが基調で美しく魅力に飛んだ石でもあります。

さらに、その白さから神聖さも兼ね備えた石ともされ、明治神宮を始めとして、さまざまな神社仏閣に利用されています。

ただ、そんな銘石が茨城県にあるというのに、多くの石材店が積極的に奨めようとはしていません。それは、多くの石材店が中国産墓石ばかり扱う石材店になってしまったからで、国産墓石の現状、茨城県の石材産地の現状もよくわからない状態になってしまっているからです。

でも、茨城の石材産地には、昔ながらに技術を守り、お客さまを大切にし、そして茨城の大地が育んだ稲田石を大切に守り続けている石材店があります。

そんな稲田石でつくったお墓は、ご先祖さまを祀る場所であるお墓にこれ以上ないくらい素晴らしいものであり、私たちの心をいつも癒やしてくれるのです。

1級お墓ディレクターの「なかの」はこんな人ですよ。
自己紹介・プロフィール

こんな会社に勤めていますよ。
羽黒石材工業株式会社

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この記事を書いた人

中野良一のアバター 中野良一 羽黒石材工業㈱営業部長

1級お墓ディレクター・1級土木施工管理技士
見に見えない存在であるご先祖を「見える化」した【いのちの積み木】→http://senzo.inotinotsumiki.com 雪のように白くてキレイな【淡雪五輪塔】のプロデュース。

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