【お墓のデザイン選び】絶対に後悔しない3つのパターン攻略

お墓のデザイン

お墓のデザイン

お墓のデザインの選び方で悩んでいます。

YouTube経由でそんな悩み相談がきたのでお答えさせていただきます。

なかの
こんにちは、1級お墓ディレクターのなかのYouTube Facebook Twitter自己紹介)です。いのちの積み木プロジェクト代表でもあります。

質問者さんは、私のYouTubeをけっこう見てくださって、お墓を建てる参考にしてくださっているそうなのですが、

「中野さんのYouTubeを見ていたら色んなお墓のデザインを紹介していて、それぞれに魅力を語られるのでどれが良いのかわからない。」

とのことで(汗)責任を感じての本日のブログとなりました。

 

お墓のデザインは大きく3パターンにわかれます。そしてその中でもさらに細分化されていきます。

  1. オーソドックスで一般的なお墓(和型・洋型といった良く霊園で見かけるタイプ)
  2. 伝統的なデザインのお墓(五輪塔・宝塔・宝篋印塔などのクラシカルなタイプ)
  3. デザイン墓石(カタログなどでの提案型・オーダーメイド型)

これらは各々デザインもコンセプトも違いうので、どれを選んだら良いのか混乱される消費者がいるのもわかります。

 

解決するには、各々のデザインの意味を知って、一旦立ち止まって考えることです。

 

私が色んなお墓のデザインの話をして混乱させてしまったように、消費者が石材店に行くと、各々の営業マンが自分の得意なデザインの話を色々としてきます。

そこでしっかりと軸となる予備知識がないとブレブレで、本当に納得のできるデザインのお墓を建てることができなくなります。

なので本日は立ち止まって考えるための材料。3パターンのお墓のデザインの意味と、メリット・デメリットについてわかりやすく解説していきます。

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目次

【お墓のデザイン選び】絶対に後悔しない3つのパターン攻略

それでは、先にあげたお墓のデザインの3パターンについて1つずつ説明をしていきます。

オーソドックスで一般的なお墓

お墓のデザイン

まずは、霊園に行くと良く見かける角柱型がの和型のお墓や横になった洋型のお墓について説明をしていきます。

和型墓石は、言うまでもなく全国的にお墓のスタンダードな形で、お墓というとこの形をイメージする人は多いかと思います。

洋型は、比較的近年広まり始めた形ではありますが、東日本を中心として大きく広がり今では一般的なお墓であると言っても差し支えないぐらい認知されています。

 

さて、これらのお墓ですが、一般的であるために「普通で面白みがない」と感じられる方もいらっしゃるようです。

洋型であれば、多少デザインで変化を付けることができますが、和型となると本当にシンプルなお墓の形になります。

当たり前な普通のお墓のメリット

だけどシンプルな形で、普通で当たり前なお墓であることに意味があります。

代々続くお墓の場合には、個性を出すと家墓としての機能が損なわれる場合があるからです。

 

例えば、おじいちゃんが無類のお酒好きで、ビールが好きで好きでたまらないので、ビール瓶型のデザイン墓を建てたとします。

ビール型のお墓はおじいちゃんの個性そのものであり、おじいちゃんの象徴です。

だけど、息子である父が飲んだくれのおじいちゃんが嫌いで、酒飲みを軽蔑していたとしたらどうでしょう?

 

極端な話にはなりますが、それは一家の礎となるお墓として問題が多いにあると思います。

シンプルで抽象的である和型や洋型のお墓は、時代や世代を選ばないという大きなメリットがあるのです。

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伝統的なデザインのお墓

五輪塔

五輪塔や宝塔、宝篋印塔といった仏塔と呼ばれるクラシカルなお墓は、わびさびがあり、見るものを魅了します。

忖度抜きに言えば、私がもっとも好むのがこれらのお墓であり、古いお墓を見て回るのが好きな石屋さんは皆さん心がトキメクと思います。

いわば玄人好みなのが伝統的なデザインのお墓になります。

 

五輪塔は、仏教が伝来してからの最初のお墓の形になります。大元は、お釈迦様のお墓であるストーゥパ。それが中国を経て日本に伝わりありがたい仏塔として建てられるようになりました。

密教の五大思想を体現しているとてもありがたいお墓です。宝篋印塔も宝筐院陀羅尼経というありがたい経典が納められていて、全ての如来が入っているのと同じ意味を持つそうです。

宝塔も含めて、とてもとてもありがたいお墓になります。

 

ただ、これらのお墓はクラシカルなだけに、古くさいと感じる方もいらっしゃいます。また仏教に関心がないとありがたい仏塔としての意味も通じない部分があります。

また、日本の素晴らしい伝統技術を持つ職人に五輪塔などの制作を依頼すると、値段も高くなります。さらに、叩き加工仕上げの石肌が渋く苔むした姿が最高なのですが、見る人によっては汚れが付きやすいと嫌がります。

デザイン墓石

デザイン墓石は、カタログなどでの提案型とオーダーメイド型とに分かれます。

カタログ型とは、カーサメモリアのようにデザイナーさんが作成したデザイン墓石の中から選べるようにした仕組みです。

センスのよいデザイン墓石の中から好きなものを選ぶことができます。

 

オーダーメイド型は、私の友人であり、日本一のお墓デザイナーである榊原亮さんのように、故人がどんな人だったのか、またどんなお墓にしたいのか、家族の想いをヒアリングして形にするタイプです。

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まさにお墓のアートデザイナーという感じで、かっこいいです。世の中に石屋さんは沢山いるけど、榊原さんほど極めている人は少ない。

 

ただこれらのお墓のデメリットは、個性的だということです。

お墓において、個性と没個性は対のようなところがあって、代々続くお墓の場合に後の子孫が?となってしまうことがあります。

特定の故人にフィーチャーされ過ぎてしまうと、またその時の家族の想いを優先させ過ぎると難しい部分もあるのです。

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皆さんは何を優先してお墓のデザインを決めますか?

ということで、一通りお墓のデザインについて大きく3パターンにわけて説明をしてきましたがいかがでしたでしょうか?

この他にも自然の石肌を活かした自然石風のお墓もあります。こちらも自然の石をそのまま利用した素晴らしいお墓になります。

 

お墓のデザインの選択は何を優先するかによってきまります。今回説明をした、

  1. オーソドックスで一般的なお墓(和型・洋型といった良く霊園で見かけるタイプ)
  2. 伝統的なデザインのお墓(五輪塔・宝塔・宝篋印塔などのクラシカルなタイプ)
  3. デザイン墓石(カタログなどでの提案型・オーダーメイド型)

の特徴とメリット・デメリットを念頭に置いて考えてみてください。またご家族で相談されることも大切です。

 

ここでちょっとだけ宣伝をさせてください。私たちが作った触れる五輪塔『淡雪』についてです。

この淡雪は、先ほど紹介した日本一のお墓である榊原亮さんと共同開発したお墓で、伝統的な五輪塔と現代的なデザイン墓石の融合になります。

触れる五輪塔『淡雪』

元々は娘さんを亡くしたお母さんの気持ちを汲んでデザインされたものなのですが、白さが美しい稲田石の特徴が活かされた素晴らしいお墓に仕上がっています。

また白銀比(大和比)という、キティちゃんなどと同じ比率で作られていて、いつまでも飽きのこない普遍的な美がそこにあります。

 

石屋として仕事をさせていただいているからには、何か素晴らしいデザインのお墓を提供したい。また私が所属している羽黒石材工業で採掘している日本に誇るブランド石である稲田石のポテンシャルを最高に引き出したものにしたい。

そこに榊原さんの墓石アートデザイナーの力が加わりできた念願のお墓です。

ぜひ、ご興味のある方は、お声掛けくださいませ。

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この記事を書いた人

中野良一のアバター 中野良一 羽黒石材工業㈱営業部長

1級お墓ディレクター・1級土木施工管理技士
見に見えない存在であるご先祖を「見える化」した【いのちの積み木】→http://senzo.inotinotsumiki.com 雪のように白くてキレイな【淡雪五輪塔】のプロデュース。

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