切り立った崖にちょこんと出た突起。
その上に乗って肝試しをする絶景スポット鋸山。
景色が良すぎて、更に恐怖心を煽ります。
鋸山(のこぎりやま)は、千葉県の房総半島の南部、鋸南町と富津市の境に位置する山です。
海岸に近いところに、ドーンと標高329.4mの山がそびえたっているので、けっこう目立ちます。
有名な鋸山の『地獄のぞき』が見たくて、5才になる幼児を連れて行ってきました。
地獄のぞきは、ちょこんと出た突起の上から下をのぞくという恐ろし過ぎる恐怖体験です。
幼児を連れていくなんて正気の沙汰じゃない?
ただ、幼児なので、体力面には配慮してルートを定めました。
鋸山は中腹にある日本寺も含めると、かなりの距離を歩くことになります。
息子が、途中で疲れて歩けなくなってしまうと困るので、まずは『地獄のぞき』を見れるルートを選択しました。
その後で余裕があれば、他のルートも回る算段です。
幼児が登山(ハイキング)できるかどうかは、お年寄りやご年配の方がチャレンジする目安にもなるかと思います。
それでは、鋸山(のこぎりやま)で『地獄のぞき』!幼児やお年寄りでも登山(ハイキング)が可能?をお送りします。
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目次
鋸山『地獄のぞき』へのルート
『地獄のぞき』への最短ルートはこれだ!!
鋸山の『地獄のぞき』へのルートは大きく3つあります。
- ロープウェイ(大人往復930円)
- 鋸山観光自動車道(無料)
- 登山自動車道(普通車1000円)
この中で、なるべく歩かずに、『地獄のぞき』に到達できるのは、登山自動車道を通るルートです。
一番上の駐車場に到達でき、いきなり山頂エリアに行けてしまいます。
鋸山『山頂エリア』は、驚きのスポット!
ごめんなさい、こういう書き方をするのは、何ですけど、鋸山に訪れるまでは、
「ちょっとした絶景スポットのある山でしょ。」
と考えていました。
結果的には、恐ろしい、恐怖の絶景スポットという位置づけになりました。
個人的には、100m落下する華厳の滝よりも怖いです。
鋸山の『百尺観音』はスケールがでかい!
百尺観音は、地獄のぞきに向かう途中を、わきにそれてちょっと歩くとあります。
百尺=約30m、でかいですよね。6年もかけて切り出したそうです。
子供もびっくりしてテンションが上がっていました。
鋸山の石は凝灰岩といって、比較的柔らかい石なんですね。
だから仏像も彫りやすいです。
とはいえ、これだけの観音様を彫るのは長い年月が掛かったでしょうね。
百尺観音から見上げた『地獄のぞき』は阿鼻叫喚
そして、『百尺観音』の場所から、『地獄のぞき』を見上げることができるのですが・・・
『地獄のぞき』の上に乗った方の、「キャー」という悲鳴が響いてきます(笑)
めちゃめちゃ恐ろしい。
しかし、これ柔らかいとされる凝灰岩なんですよね💧
ゴロッ、と取れないですよね。一末の不安が・・・
気持ちを持ち直して、いよいよ『地獄のぞき』へのチャレンジです。
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鋸山『地獄のぞき』は、最怖の恐怖スポット!
高所恐怖症には、地獄の苦しみ
ちょっとこの写真を見てください。
いよいよ鋸山の『地獄のぞき』に近づいた時の写真なのですが、切り立った断崖に、ちょこんとある突起。
本当にここに乗るの?といった感じです。
垂直な崖にポコンある『地獄のぞき』
これゴロっと落ちませんかね?
ボキッ!と折れませんかね?
偶々、今までは落ちなかっただけで、私たちが乗った時にポキンって。
今更ながら後悔してしまいました。
息子だけは、テンションMAXです。
大興奮です。
鋸山『地獄のぞき』までの登山の難易度
いよいよ『地獄のぞき』に到着するところで、ここまでの道のりについて説明します。
『百尺観音』までは、余裕しゃくしゃくです。
『地獄のぞき』には、けっこう急な階段を昇らなければならないので、足元には気を付けてください。
特に足腰の弱いお年寄りや、幼児は要注意です。
ですが、実際には、日曜日で天気も良かったせいか、お年寄りや幼児もけっこういました。
見ているとしっかりと登られていました。
赤ちゃん連れの家族もいらっしゃいましたので、登山というかハイキングとしては、ちょっと疲れる程度の最適なコースですね。
そして・・・
いよいよ恐怖の鋸山の『地獄のぞき』体験。
ギャーですね。生きた心地がしません。
本当に安全なのでしょうか?
こんなところを観光地にした人の神経を疑います。
『地獄のぞき』の近くには、更に高くなっている頂きがあります。
そこからは、360度周りを見渡すことができます。
地球が丸いって実感できますよね。
素晴らしい景色です。恐怖の後の感動。
生きているって実感できます。
ところで、ここまで歩いたけど、体の方は疲れたかというと、案外消化不良なんですよね。
まだまだ、余裕があります。
息子もテンションMAXだし、さらに鋸山の深みへと挑戦することに決めました。
そして、ここから先も素晴らしかったです。
ぜひ、行かないともったいない!!
日本寺千五百羅漢道から大仏へと
もう一度、鋸山の案内図です。
鋸山は日本寺の敷地が多くを占め、『百尺観音』を始めとした多くの羅漢像や大仏、石塔があります。
せっかく来たのだから、『山頂エリア』だけでなく『羅漢エリア』『大仏広場』へとハイキングコースを広げることにしました。
癒しのパワースポット『千五百羅漢道』
鋸山日本寺の『羅漢エリア』にある『千五百羅漢道』には、修行僧を象った羅漢像や個人のお墓、観音様などが数十体置いてある場所が点在しています。
岩をえぐった場所にこのように、仏像が並べてあります。
のんびり歩いていると、ところどころにこのように仏像があって、その都度お参りして歩きます。
お石の階段も多いのですが、このように木の根っこがあらわしになった道もあったり、自然と石とが融合していてとても神秘的な雰囲気でした。
嫁さんと息子はずっとじゃれながら歩いています。
気持ちが良いです。
パワースポットとしても素晴らしく良い気がします。
そして、息子に限界が・・・
実は、千五百羅漢道のある『羅漢エリア』幼児で歩いている子は、うちの息子以外に見かけませんでした。
珍しいせいか、すれ違う方々に励ましのお声掛けいただき頑張って歩いていましたが、徐々にへたり始めました。
最後は、パパのおんぶです(笑)
パパの足にも限界があるので、大仏を見に行くのは辞めて、駐車場に引き返すことにしました。
・・・5分後・・・
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まとめ
今回の鋸山(のこぎりやま)の登山、幼児連れでどうかな?と思いましたが、思った以上に楽しめました。
小さなお子さんがいるということで、ちゅうちょされている方は、ぜひ、訪れてみることをお勧めします。
また、お年寄りやご年配の方が、登山(ハイキング)をするのにも参考になるかと思います。
様子を見て『山頂エリア』だけで、引き返すこともできますしね。
また、ちょっと息子が大きくなったら、今度は、鋸山のふもとからの登山にチャレンジしたいですね。
日本寺まで歩くには幼児だとちょっとキツイですが、小学校低学年ぐらいになれば、ちょうど良いハイキングコースになりそうな気がします。
私のようにちょっと運動不足気味の中年には、景色も良くて最高のハイキングスポットですね。
鋸山は、総じて満足できました。
恐怖あり、感動あり、癒しあり、鋸山は色んな側面から楽しめる、素晴らしい観光スポットです。
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