【墓じまい】ご先祖様に申し訳ない、心の整理がつかない方へ

墓じまい ご先祖様に申し訳ない

後を継ぐ人がいないので墓じまいをしなければならない、でも代々続いてきたお墓を自分が閉じるのは忍びない。

このような真剣なお悩み相談が、けっこう届きます。

なかの
こんにちは、1級お墓ディレクターのなかのFacebook Twitter自己紹介)です。今回は、墓じまいについて悩んでいらっしゃる方に向けてお届けします。

私は石屋であり、ご先祖様を大切にしています。なので墓じまいで悩まれる方の気持ちは良くわかります。

自分の父母、おじいちゃんおばあちゃん、とずっとお参りしてきたお墓。自分も小さい頃から慣れ親しみ、お参りしてきたお墓。

だけど、「墓じまい」が本当にご先祖様に対して申し訳ない行為なのかどうかは、別の問題になります。

今回のブログは、墓じまいで悩まれている方が読むとスッキリ頭が整理できて、心の整理でもできるような内容になっています。

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【墓じまい】ご先祖様に申し訳ない、心の整理がつかない方へ

墓じまい 心の整理

以前、私に墓じまいで相談をされたおばあちゃんがいらっしゃったのですが、代々続いてきた、旦那さんも永眠するお墓をしまうことで悩まれていました。

誰も後を継ぐ人がいない、自分が死んだ後に草が生え野ざらしになるのが耐えられない。

自分が生きている間に墓じまいをして整理をしたいけど、ご先祖様に申し訳なくて、それだけが心残りだ。

そこには沈痛な思いがありました。

 

おばあちゃんは、足腰が悪くて、杖をつかないと歩けません。

だけど、旦那さんが亡くなってからというもの、毎日のようにお墓参りに来て、掃除をしてお墓の外柵に腰かけて亡き夫やご先祖様と語らったそうです。

【墓じまい】という言葉が衝撃的に脳裏に焼き付いた

おばあちゃんは、TVを見ていて「墓じまい」を知ったそうです。お墓をどうするかで悩まれていた時に「墓じまい」という言葉が衝撃的に脳裏に焼き付いたそうで、自分も何とかしなければならないと思ったそう。

お墓をしまわないと、野ざらしになって草ぼーぼーになって、それこそご先祖様に申し訳ない。きれいに片づけなければと。

 

私も先々管理できなくなるお墓を自分でしまうというのは、お寺や自治体などの墓地の管理者に迷惑を掛けないし、ご先祖様にも責任のある態度であると感じています。

もしお墓をそのまま残して野ざらしにしてしまうと、それを片付けるのはお寺や自治体などになります。

立つ鳥跡を濁さずという言葉がありますが、キレイに整理して死にたいというのは立派な態度です。

 

だけどその一方で心を痛めてしまう人は、おばあちゃんに限らず多いかと思います。

だから私が強く言いたいのは、それは単なる「墓じまい」ではなくて、お墓の引っ越しなんだということです。

「墓じまい」に罪悪感を持たないで!

墓じまい 罪悪感

ついつい「墓じまい」というパワーワードに目がいきがちですが、これはお墓の引っ越しなんです。お墓の中にいたご先祖様は永代供養墓や合祀墓などの新たな墓に移動します。

どちらも墓という文字が付いていますよね。文字通りお墓なんです。これを「墓じまい」だけ強調されるから今回のおばちゃんのようにご先祖様に罪悪感を持つ方が生まれてしまうのです。

 

永代供養墓には永代という文字がついていますが、これは文字通り、永代に供養するということです。例えば寺墓地にある永代供養墓なら、ずっと永代にお坊さんが供養をしてくれます。

これってご先祖様にとっても夢のような素晴らしいことであると思うのです。確かに直系の子孫はいなくなりました。だけど人類皆兄弟という言葉がある通り、人間どこかで血がつながっています。

 

広い意味で考えると日本人、世界中の人たちとつながりがあるということであり、亡くなった後も世の中とつながり続けていることになります。

なので、供養を続けてもらえることは本当に本当にありがたいことなのです。

「墓じまい」はお墓の引っ越しなので心を悩ませる必要はない

誰もお墓参りする人がいなくなって、野ざらしで草ぼーぼーになってしまうのと比較すると、どちらがご先祖様にとって良い状態でしょう?

だから、「墓じまい」をするからといって、心を病むことはないのです。

 

それよりも風光明媚なお墓の引っ越し先を探すとか、代々墓がある残りの時間を大切にするとか、ポジティブにお墓の引っ越しを捉えた方が、ずっといいです。

 

それにご先祖様は、あなたが自分たちのことで頭を悩ませることを望んでいません。

おばあちゃんは、毎日のようにお墓参りに通いました。杖をつきながら思うように動かない足で歩いて、お墓掃除をしてお墓参りをしました。

 

その様子を見ていたご先祖様が、おばあちゃんを責めるでしょうか?

感謝こそすれ責めるようなことはないと思うのです。

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人事を尽くして天命を待つ

「人事を尽くして天命を待つ」

という言葉がありますが、おばあちゃんはご先祖様を想い、やることはやってきました。

なので、最高のご供養を既にしてきているし、ご先祖様は喜ばれているはずです。おばあちゃんがお墓をしまったとしても感謝こそすれ責めることはないでしょう。

 

そして、お墓の場所は変わりますが、これからも変わらずに最高の供養を続けていくことになります。

それだけは、声を大にしていいたいのです。「墓じまい」という言葉に引きずられて心を病ませる必要は全くありません。絶対にないのです。

【墓じまい】という言葉の功罪とネガティブバイアス

墓じまい 罪悪感

今まで、私が「墓じまい」で携わったおばあちゃんについて話をさせていただきましたが、このおばあちゃんのように「墓じまい」という言葉が脳裏に焼き付いて、お墓の行く末について心配になるという方は実際に多いです。

だけど、この「墓じまい」という言葉には負の力があり過ぎます。

 

心理学用語にネガティブバイアスというものがあります。

ネガティブバイアスとはポジティブなイメージよりネガティブなイメージの方が注目されやすく、記憶にも残りやすい現象のことなのですが、正に「墓じまい」はネガティブなイメージを膨らませる言葉です。

これがビジネスでも色々と応用され取り入れられています。人々の不安が需要を呼びお金につながるからです。

 

終活ビジネスお決まりの「子供に迷惑をかけたくない」と「維持費がかかる」は正にネガティブバイアスを作る言葉です。

「墓じまい」を促進する狙いがあり、「墓じまい」をすると、お墓の解体費用が儲かり、お墓の引っ越し先でもお金が発生します。

 

お墓参りをすると、心にも身体にも良い影響があるのですが、あまりポジティブな面には目が向けられません。

ポジティブな面を膨らませていった方が、10年後20年後の日本が良い方向に向かうはずです。

だけどお金になるのは先の未来の話です。どうやら資本主義経済の中で、そんなのんびりしたかったるいことをやっていられないという会社や個人が多いようです。

 

だけど、だからこそ、埋葬のプロである私たち石屋が声を大にして言っていかなければならないと感じています。

「墓じまい」をするからといって心配することはありません、不安になることはありませんよと。

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「墓じまい」で心配したり、不安になるよりもポジティブな面を膨らませよう!

今回のおばあちゃんの例に限らず。「墓じまい」について同じような悩みを抱えていらっしゃる方も多いかと思います。

あくまで今回は1例であり、ケースによって考え方も変わってきます。それぞれのケースに応じて整理する必要もあります。

家はつがないけど、嫁いだお子さんがいるのなら相談するべきですし、また、お墓のみとりのような生前予約の墓じまいサービスもあります。

 

なので、遠慮せずにご近所の石屋さんに悩みを相談してみてください。

近所の石屋さんが、親身に考えてくれないということであれば私に相談してくださってもけっこうです。

真摯に受け答えさせていただきます。

 

お墓の悩みは、近くにちゃんと話を聴いて受け止めてくれる存在がいない場合が多いです。

家族の形態はそれぞれに違い、それぞれに解決方法が違います。

私もまだまだこれから勉強していく必要がありますが、ありがたいことに相談できる仲間がいます。

 

ネットの時代なので、全国の優秀な石屋さんに私も相談することができます。

3人集まれば文殊の知恵とは言いますが、それどころの話じゃありません。

ぜひ、1人で悩んでいらっしゃる方がいらっしゃればお話を聴かせていただければと思います。

 

YouTubeでも墓じまいについてお話をさせていただいています。

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