常陸大宮市営上村田霊園は新しい霊園でまだまだキャパシティがあります

2018年2月16日2019年2月23日

茨城県日立大宮市営の上村田霊園を見学してきました。こちらの霊園まだ新しくてキレイで新規の墓地区画もまだまだ余裕があります。

なかの

こんにちは、1級お墓ディレクターのなかの（Facebook Twitter 自己紹介）です。

主に茨城県内の墓地・霊園を時間に余裕があれば見学して、どのような特徴があるのか確認させていただいています。

上村田霊園は、街中から少し離れた自然が豊かな落ち着いたところにあり、ゆっくりとお墓参りができるとことが魅力的です。また、茨城県の公営霊園としてはまだ珍しい合葬墓も備えています。

ちょっと気になったのは、お墓を見て回るとエフロレッセンスが出ているところが目立ったところ。エフロが出やすい理由が何かあるということです。

そんな日立大宮市営、上村田霊園について紹介いたします。

この霊園紹介記事は、霊園や石材店を紹介してマージンを取るためのものではありません。よくある霊園・墓地紹介サイトの中には紹介手数料を10％も取るものもあります。それよりも地元で真面目に経済活動を営む方々に還元したいという思いで書かせていただいています。

また茨城県は石材産地でもあります。茨城の地で育った御影石でつくられた心温まるお墓をおススメしております。私の方でお付き合いのある技術的に優れた石材店を紹介することもできますのでお気軽にご相談ください。

常陸大宮市営上村田霊園の特徴

まだまだ青々としたアスファルト道路を見てもわかる通り、常陸大宮市営の上村田霊園はまだ新しい霊園で、区画もまだまだ空いています。(平成31年2月現在)

まだまだキレイなトイレ。掃除も行き届いています。

水汲み場には東屋があり、桶や柄杓もきちんと置かれています。ここの他にも水汲み場は何ヵ所かマメに配置されています。

お墓参りがしやすい環境が整えられています。

『慰霊之碑』がありました。おそらく合葬墓だと思われます。合葬墓とは、お骨を撒いて供養する設備です。身寄りがなかったり、後を継ぐ人がいないなどの理由で、このようなお墓のニーズも高まってきています。

常陸大宮市営の上村田霊園は、まだ新しい霊園で新しいお墓ばかり建っているのですが、エフロレッセンスが発生しているところが多いのが気になりました。ほっとくと御影石を内部から破壊して、ボロボロと崩れてしまう現象です。

上村田霊園の自由墓地設置基準を拝見したところ、半地下カロートが義務づけられています。カロートは地面の高さと比較して大きく完全に地面より上にある丘カロート・地面より下にある地下カロート・半分は地下にある半地下カロートに分類されます。

地面より下にあると湿気の影響を受けやすくなり、エフロレッセンスが起こりやすくなります。エフロレッセンスの発生メカニズムを理解していて、適正な施工ができる石材店を選ぶことが大切なのだと改めて感じました。

まだ新しい霊園である上村田霊園では、墓地区画が残っています。第１期分譲総区画数415区画が既に募集を開始していて、奥の緑のシートで覆われた区画は第二期販売になるようです。第2期以降の方が面積は大きいのでおそらく全部で1000区画ほどになると推測されます。

種別	面積	募集区画数	墓所使用料（市内）	墓所使用料（市外）	霊園管理料（年）	残り区画
第1種	8㎡	8基	800,000円	960,000円	6,900円	4基
第2種	7㎡	40基	700,000円	840,000円	6,000円	28基
第3種	4㎡	178基	400,000円	480,000円	3,400円	75基
第4種	3㎡	187基	300,000円	360,000円	2,600円	60基